もう少し歩きやすい稜線を期待していましたが、苺平から上は雪が残っていました。入山者が少なかったので、トレースなしで私たちの独壇場と喜んだのも束の間、南御室小屋までは急な登りで、意外と時間がかかってしまいました。
樹林帯の中の開けた窪地にある南御室小屋にやっと到着しました。ここは標高2420mとあって冷え込みが強く、小屋のスタッフの方に明け方は0℃まで下がると聞いたので早目に就寝することにしました。初めての小屋泊に不安がありましたが、スタッフの方が親切だったのでひと安心。大部屋は男女別れていたし、個室も用意されていました。マイシーツとして持参したライナーは薄いのに保温力があって、私たちのお役立ちグッズに仲間入りしました。