急な岩稜の下りがあり、危険なところに注意しながら北岳の斜面を下っていきます。間ノ岳に続く稜線は、雄大なのに美しい。ガスがかかって竜の背びれのように見えます。中白根までは意外と近い気がしましたが、間ノ岳までは小さなピークを何度か繰り返し、疲れがみえてきました。今日の宿泊地・北岳山荘をめざしてもうひと踏ん張り!小屋でいただいた水をハイドレーションパックに入れザックのバックパネル内側にあるハイドレーション専用のポケットに装着してきたので、小まめに水分補給することができました。
ようやく到着した北岳山荘は、北岳と中白峰の鞍部、標高2,900メートルにある山小屋で、一度に60人が利用できる食堂もあります。7月中旬以降は、客室からは富士山の左肩から上る日の出を望むことができるということなので、明日こそはご来光を期待して早目に就寝しました。