約束の地 飯豊連峰縦走 後篇

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投稿者
飯田 真仁
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日程
2014年08月19日 (火)~2014年08月22日 (金)
メンバー
単独
天候
雨のち晴れ
コースタイム
3日目 梅花皮小屋(30分)北俣岳(60分)門内岳(30分)扇の地紙(45分)地神北峰(40分)頼母木小屋(35分)大石山(100分)朳差岳避難小屋
4日目 避難小屋(35分)前朳差岳(75分)権内の峰(30分)カモス峰(120分)林道終点(140分)大石入口バス停
コース状況
•雨のせいか、滑りやすい箇所が多かったです。
•朳差岳から東俣第2橋までは急斜面の下降。木の根が多く張り出しており、濡れていたらかなり難しい道になるでしょう。
•疲労のせいでしょうか、林道歩きが異常に長く感じました。
難易度
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感想コメント

前篇からの続きです。

 3日目、小屋の外を見ると今日も元気にガスが湧いています。同宿の方によると雷雲が発生しているので通過まで様子見した方がいいとの事。のんびりラーメンを摂取し、頃合いを見計らって出発。
 ガスの中、足下のお花畑を見ながら淡々と歩きます。今日も雨具フル装備です。北俣岳、門内岳の山頂には鳥居や祠がありお参りしながら歩きました。飯豊は信仰の山なのであります。
 頼母木山を過ぎた辺りでこれまでつぼみばかりだったイイデリンドウが開いていました!思わず普段使った事もないマクロ機能まで動員し撮影。飯豊の神様に感謝しつつ頼母木小屋。なんと小屋番さんは女性の方がただ一人。すごいなあ。本日のお宿、朳差岳避難小屋の水場が不安定なことを聞き、水2.5ℓとなぜかビール2本購入し、のんびり休憩。トイレをお借りした後、出発です。
 この後、大石山で単独行の方とお会いしたきりで、朳差岳避難小屋まで誰にも会いませんでした。鉾立峰のえぐい登りを越えた頃、徐々にガスが晴れ、朳差岳が姿を現しました!天気は回復傾向にあるようで、小屋に着いた後、ついに雄大な飯豊連峰の姿を目にする事が出来ました。飯豊の神様ありがとうございます!その夜、ビールと残り少なくなった焼酎で一人祝杯をあげた事は言うまでもありません。

小屋情報
門内小屋:水場など確認せず。
頼母木小屋:ビール¥700。水場は小屋脇にどばどば出ていました。
朳差岳避難小屋:水場の確認はしませんでしたが不安定なようです。トイレあり。2階建ての立派な避難小屋です。

 4日目、いよいよ下山の日です。朝食のラーメンを頂いた後、出発。天気は快晴です!残った水を2ℓ残して捨ててしまおうと思いましたが、担いでいく事にしました。
 朳差岳山頂にて大展望に別れを告げ、大石ダム目指して下って行きます。結構な急坂で、時折登り返しがあります。いくつかのピークを越え、カモス峰から林道を目指してさらに下ります。東俣第2橋に着くとほっとしました。まだ登山道は続きますがやっと人里に降りて来たなと。
 ここでハプニング発生。シュゴッという音と共にハイドレーションの水が着きてしまったのです。朝、水を捨てないでよかった!まだ1ℓは残っています。ハイドレーションに水を移し最後の行程に出発!
 核心部はまだ続きます。大石ダムへの林道は4日間の疲れが出たのか異常に長く感じました。
 大石ダムに着いたものの携帯の電波が通じず、タクシーを呼べません。もう水は残り少ないぞ!さらに20分ほど歩くと電波が入り、大石入口バス停にて無事タクシーと合流。関川村道の駅の温泉にてすっかり汗臭くなった体を洗い、帰宅の途に着きました。
 雄大で優しい稜線、飯豊は何となく「約束の地」という言葉が似合うなと思いました。また来年来たいと思います。

フォトギャラリー

朝の北股岳はガスの中。

ほどなく門内岳。祠に天候回復を祈願。

晴れていれば気持ちよいであろう笹の中の道。

おお!今回の山行で唯一開いているイイデリンドウちゃんを発見!

頼母木小屋に到着。一番初めにチェック。

何となく青空が見えそうで見えない。

花を愛でつつ歩きます。

ここはもしかしてこの世ではないのではないか。

3日目最後のピーク鉾立峰にて。愛用のザックです。

朳差避難小屋に着くとついにガスがとれました。

はやる気持ちを抑え中華丼を食べる。

飯豊の神様に感謝!

夕日が新潟方面に沈みます。

4日目、前朳差岳を超えてゆく。

殺人的な下りです。これ登るのもつらいだろうな。

巨木がいい感じです。

何やら芸術的な一枚が撮れました。

吊り橋に到着!しかしここからが暑く、長かったのです。

手拭いを沢水で浸してクールダウン。

旅の終着点。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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