梅雨の奥多摩でどっぷり読図研修

　曖昧だった読図の知識を今一度確かなものにする為に、はるばる山深き奥多摩へ行ってまいりました。

　生憎の雨と梅雨のジメジメした快適とはいえない空気の中で、頭をフル回転させいつも以上に集中して山を歩きました。地形図からは実に多くの情報が読み取れます。コンパスを駆使して進行方向を確認したり、尾根・谷などの地形を読み取り現在地を割り出すことは勿論、標高差や等高線の混み具合によって到達時間を予想することもできます。いつもはガイドブックのコースタイムを頭に入れて歩きますが、今回は自分で時間を予想して歩いたのでとても新鮮でした。
　
　読図ができれば、何となく歩いている山道もいつも以上に歩き応えが出てくるはずです。ＧＰＳなどの電子機器も優れていますが、そういったものに頼りすぎず、自分の頭で考えて行動できるような自立した登山者を目指していきたいです。