秋葉山~城山~小嶽山 / 名張

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投稿者
上田 哲也
日程
2017年12月04日 (月)~2017年12月04日 (月)
メンバー
グランフロント大阪店:上田
天候
曇り
コースタイム
バス停・白山神社前~35分~秋葉山(433m)~20分~白山神社~10分~百地三太夫屋敷~20分~室生龍口~10分~県境峠~20分~城山(413m)~10分~県境峠~25分~小嶽山(460m)~20分~P493(493m)~20分~長坂山コース分岐~40分~バス停・白山神社前
コース状況
白山神社から秋葉山までは標識を追って行けば山頂に着きます。
県境峠から城山への道は最初の部分が倒木で塞がれていました。
県境峠から小嶽山への道は標識も目印もありません。
水場:なし
WC:なし
難易度
Google Map
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感想コメント

三重県名張市にある竜口から秋葉山、城山、小嶽山に行ってみました。

赤目四十八滝近くにある竜口は山に囲まれた忍びの隠れ里ですが、伊賀忍者の頭領の一人であった百地丹波も伊賀竜口(名張)と山ひとつ挟んだ大和龍口(室生)に屋敷を構えていたそうです。さらに両村の間にある城山に「百地丹波城」を構えており、「天正伊賀の乱」の際には織田軍の侵攻を秋葉山や竜王山の見張台と共に狼煙で知らせたといいます。

面白いのはどちらの村にも丹波の家族がおり二重生活をしていたようで、両家の子孫はお互いの存在を知らなかったそうです。「万川集海」巻第八では、複数の人間に化ける事を「四方髪」と言っていますが、丹波は正体を隠す為、それを実践していたのかもしれません。ちなみに今でも両村では末裔の方が暮らしているそうです。

白山神社を出発して、まずは秋葉山へ。標識に従い登って行くと民家のすぐ横を通る細い道になり、他人の家の裏に入る様な格好になるので少し気が引けます。獣避けの柵を開けて山中へ入ると適度な傾斜の登山道がついており、少し先で地蔵のある分岐に到着。

山頂方面への道を進んで行くと傾斜が次第に緩やかになり、樹間から遠くの山が望めます。段差のある所を越えたら、秋葉山の山頂に到着。三角点なし、展望なし。気温6度。
瓦や手水鉢が残っているのが山頂にあったという秋葉神社の名残のようです。「福寿峯城跡」の標識もありますが、一部土塁などが残るのみ。

来た道を引き返して伊賀竜口に下りると、百地家の子孫が暮らしているという「百地三太夫屋敷」前から大和龍口へ向かい、「四方髪」による生活が可能か検証してみました。山道を歩き堀切状の県境の峠を越え、室生側に下りるのに所要した時間は…何と20分。この時間なら一日に何度も往復でき、別人を装っての生活が可能だったと思われます。

県境の峠に登り返すと、墓地の左横にある道から城山へ。「白菊大明神」の先に大量の倒木があり道が塞がれていたので、墓地右側から迂回。微かな踏み跡を辿って20分ほど登ると城山の山頂に到着。三角点なし、展望なし。「白菊稲荷」の祠と鳥居などあり。この辺り一帯が「百地丹波城」らしく手前が「龍口城」で土塁や堀切あり。さらに200mほど奥にあるのが「城山城」とされ低い土塁などが残ります。

県境の峠に下ると、複数の地蔵を彫った石の裏から次は小嶽山へ。踏み跡も疎らな道を直登気味に登ると石垣のようなものがあり、さらに上部は岩場の隙間を這うように登ります。P420の手前にある岩場の最上部は展望が開け、北側に伊賀竜口や秋葉山、南側には大和龍口や遠方の山が望めます。

P420から10分で小嶽山の山頂に到着。三角点なし、展望なし。江戸時代に書かれた「三国地誌」にも名前が出てくる事から、古くから知られていた山のようです。小嶽山から尾根伝いに東へ進むと、数段の石垣が何箇所かあり、小規模な砦か住居跡を思わせます。

地形図の493m地点から5分ほど進むと、登山道の左下に苔むした大きな岩壁と祠、古い石垣のある祀り場あり。標識も石碑も何もなく由来も分からないですが、かなり山奥なのに新しい樒が供えられているのが不思議な感じでした。15分ほど進んだ所で長坂山コースに合流。帰路は長坂山コースを赤目方面に下って、白山神社まで戻りました。

フォトギャラリー

伊賀忍者の隠れ里・竜口

白山神社

民家のすぐ横を通る細い道

秋葉山の山頂

福寿峯城跡

百地三太夫屋敷

峠越えの途中から城山を望む

大和龍口(現在の室生龍口)

県境の峠…上にある城の空堀も兼ねていたと考えられます

「白菊大明神」の鳥居

城山山頂の「白菊稲荷」

「龍口城跡」

「百地丹波城」(城山城)

岩場の隙間を這うように登る

小嶽山の山頂

石垣

P493(493m地点)

山中に現れた祠

人工的な石垣と自然の岩壁

参道跡の石垣

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