「白水沢左俣から甲子山」

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年07月17日 (木)~2014年07月17日 (木)
メンバー
天候
コースタイム
駐車スペース(15分)入渓点(30分)衣紋の滝(100分)二又(30分)左沢(70分)登山道(20分)甲子山(60)登山口(大黒屋前)
コース状況
■初級者向きの基本的には歩きやすい沢ですが、いくつかの滝の直登と高巻きはパーティの判断でロープを使用した方が良いでしょう。
■いくつかの支流があります。水量に惑わされず、地形図を確認しながら進んで下さい。
■どの沢も、時期や水量によって登攀ラインが変わります。登攀ライン選択は慎重に、よく考えて。また、難しいと感じたら迷わずロープを出したり、巻きましょう。
■沢をつめて登山道に出る前のブッシュは、コース取りにより困難の度合いが変わります。慎重に検討して下さい。
難易度
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感想コメント

暑い夏の一日、たまにはいつもと違う渓相を眺めたくて阿武隈川白水沢までやってきました。
今回は、もと同僚が宇都宮にいるので彼も参加して遡行します。

前日夜、近くで仮眠をして8:00にスタートします。老舗温泉旅館「大黒屋」さんの敷地を抜けて行きます。
あいにく、小雨のスタートとなりましたが、知らない沢に入るため高揚していて気になりません。
いつもの儀式(?)後、入渓します。
すぐに大きな滝が現れます。難しくはないのですが一本目なので慎重に登ります。

事前の情報の通り、とても美しい沢です。
いくつもの滝には深い釜があり、そのどれもが透明感のある翡翠色です。
時折、薄日が差すと、さらに美しい色合いになります。

水温は高くありませんが、時々窯に飛び込み、滝を登り、のんびり歩いていきます。
秩父の沢とは趣が違い、なんとも楽しい遡行です。

幾つかの高巻きやへつりは、緊張します。
例によって今回もロープは出しませんでしたが、状況を良く見極め、危険を感じたら迷わずに確保をしましょう。

基本は左に左にと、進んで行きますが、分岐(股)では必ず地形図や遡行図を確認しましょう。
最後の滝をつめ、ブッシュの急登を慎重に上がれば、ひょっこり甲子山の登山道へ出ます。
時間が有れば、ぜひ山頂へ。
どの地点から登山道へ這いあがっても、おおよそ30分あれば山頂へ着くでしょう。今回はあいにくの天気で展望はありませんでしたが、目の前に旭岳や三本槍岳が望めます。

帰りは、登山道を一時間強で「大黒屋」さんまで戻れます。
老舗温泉で汗を流したら、最高の気分で締めくくれます。

フォトギャラリー

小雨交じりのスタートです。

大黒屋さんを抜けます。

堤防を渡り、登山道へ。

いつもの儀式。

すぐに大きな滝が現れます。

所々、倒木がありますが、比較的歩きやすいです。

快適な遡行です。

深い釜を超え…

微妙なバランスでトラバースして…

時には釜で戯れます。

慎重な登りが続きます。

緊張の後は、楽しい釜。

透明感のある翡翠色。

快適なナメ。

フィナーレに近づきます。

ブッシュを詰めていくと…

ひょっこり登山道へ。

甲子山山頂へは、30分前後。

後は登山道を下山します。お疲れ様でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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