アイベックス(ibex)
エベレストからサハラ砂漠まで大自然に挑戦する時、ウールはいつも過酷な要望に応えてきました。
ibex(アイベックス)の製品は、この伝統的な天然素材が持つ特徴を最大限に活かすよう、無駄な装飾を一切省いたシンプルなデザインで作られています。
ブランドの特長
ジョン・ファーンセルとピーター・ヘルムタグは、真に機能的なアウトドアクロージングを作りたいという気まぐれからから1997年、ibex社を創立しました。
「バックカントリースキーで本当に機能するクロージングがあるのならお店に探しに足を運ぶでしょうが、多くのクロージングはゴアテックス製かポリエステルフリース製でどれも全て似たり寄ったりで、期待するほどの機能性を持ち合わせていなかったのです。私には化繊物はアクティビティーには暑すぎたのです。」
そうして以前株のブローカーとして働いていたジョンと羊牧場主であった友人のピーターは、彼らの理想とするクロージングを作り始めたのです。
最初に彼らが試作したローデンウールジャケットはフィット感こそあまり良くなかったものの、お客様を満足させるには十分でした。その主な理由として、ヨーロッパ産の高品質のウールを使用していたことが挙げられます。
ジョンは言います。「ウールを選んだ理由は、見栄えが良いだとかレトロ感があるという訳ではなく、素材として機能的であり化繊素材より持続生産可能な地球に優しい天然素材だったからです。純粋に
"これだ!"という確信がありました。
私たちはウールという既成概念を変えました。私たちの素材は、従来の固い毛質のウールとは全く違います。新しい技術を駆使し、より環境に優しい処理を施し、現在私たちが提供している極細繊維とスーパーファインベースレイヤーや超透湿性、体温調節性を持つクリマウールソフトシェルといった数多くの賞に輝いたレイヤリング・クロージングを構築するにいたったのです。」
1997年会社設立以来、ibex社設立者のビジョンに賛同した従業員は20名にまで増えました。その間、ibexウェアを着用した冒険家の体験談やそれによりアウトドアに対するドレッシングへのアプローチがどう変わったか等の話が東海岸から西海岸まで語り継がれ、ウールに対する概念が変わってきたのです。このような一般のお客様から山岳ガイドなどからの様々なフードバックがよりibex社を勇気付け前進させる根源となっています。
ibex社のマーチャンダイジング部長ジネス・レイノルドは言います。
「現在のウールの利用はまだ氷山の一角です。ウールを使用する機会と恩恵は限りないのです。」