カリマー(karrimor)

カリマー(karrimor)

アルピニズム発祥の国イギリスのアウトドアブランド「カリマー」。その語源は「carry more=もっと運べる」。サイクルバッグのメーカーからリュックサック製造へ進出し、ヒマラヤ登山隊をはじめ、多くの先鋭クライマー、冒険家たちの挑戦に対するバックアップを続けてきました。カリマーのリュックサックは、日本の登山家の間に英国アルピニズムの息吹を吹き込むとともに、クロージング、トラベルバッグなど、あらゆるアウトドアファンに愛される製品を送り続けています。

ブランドの特長

1946年、チャールズ&メアリー・パーソン夫妻によってサイクルバックメーカー・カリマーは誕生。タフで機能的なカリマーの評判は、瞬く間にクライマーたちにも届くこととなりました。
1957年、サイクルバックのノウハウを活かしリュックサックの分野への進出。トップクライマーの目的にかなう先鋭的な製品の開発と同時に、多くの登山家、冒険か立ちの挑戦に対するサポートを開始。世界に誇る名クライマーとともに共同研究を重ね、多くの革新的な商品を発表してきました。
そうした彼らのチャレンジスピリッツと、そこからのフィールドバックこそが、カリマーが単なるアウトドアーズブランドではなく、クライマーとともに生きている・・・、あるいはアルピニズムそのものといわれる所以なのです。
最初のクライミングザックが登場してから現在に至るまで、カリマーは世界の高峰、極地、熱帯雨林、砂漠へと、無数の挑戦をし続けています。
<1946年> チャールズ&メアリーのパーソン夫妻によってカリマー誕生。ランカシャーのサイクルワークショップにおいてその歴史が始まった。
<1957年> クライマーの要望に応え、サイクルバック製造のノウハウを活かし、リュックサックの分野へ進出。製品の開発と同時に、多くの登山家、冒険家たちの挑戦に対するバックアップを開始した。
カリマーから最初に誕生したザック、1本締めの背蓑型はカリマーアタックザックの原型とも言える。
<1958年> 英国山岳会のアマダブラム遠征隊がカリマーを正式採用。
<1959年> ジョー・ブラウンの名を冠したザックを発売。
<1964年> ドン・ウィランスによって現在のアルピニステの原型モデルを発表。
<1966年> パックフレームザックを発表、ヒップベルトを採用。
<1970年> クリス・ボニントン率いるアンナプルナ南壁隊がカリマーを使用。
<1971年> ノーマン・ダイレンファース率いる国際エベレスト隊がカリマーを使用。
パタゴニア遠征ニュージーランド英国合同隊がカリマーを使用。
<1972年> ドゥーガル・ハストンをアドバイザーに迎える。
<1973年> エベレスト遠征イタリア隊がカリマーを使用。
アンナプルナ北西壁遠征イタリア隊がカリマーを使用。
ダウラギリ4峰遠征英国隊がカリマーを使用。
<1974年> マカルー遠征オーストリア隊がカリマーを使用。
ドン・ウィランス隊がカリマーを使用。
<1975年> クリス・ボニストン率いるエベレスト南西壁。ドゥーガル・ハストン、ダグ・スコット、ピーター・ボートマンらがカリマーを使用。
<1978年> ピーター・ハーベラーがエベレスト無酸素初登頂を成し遂げる。
<1979年> パープルカラーの「ハストンアルピニステ」が一世を風靡する。
防水性に飛んで丈夫なザック用素材としてKS100-eを発表。
<1980年> カリマーフットウェアを発表。
<1983年> 画期的なパックレングスのSAサイズ調整システムを搭載したザックを発表。
<1988年> ポーラテックフリースを使用したクロージングを発表。
<1989年> 厳冬期K2遠征隊がカリマーザックとクロージングを使用。
<1996年> 英国グリーンランド探検隊。
<1998年> デイビット・ヘンプルマン-アダムスが世界初、7大陸最高峰と南極点北極点制覇に成功。
<1999年> エベレスト遠征隊がカリマーを使用。
<2003年> ローチェ南壁遠征隊(日本山岳会東海支部)がカリマーを使用。
<2005年> エベレスト北東稜遠征隊がカリマーを使用。
<2007年> カリマーブランド誕生60周年を迎える。

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