長崎県 普賢岳(1359m)国見岳(1347m)妙見岳(1333m) ~まぁこんな時もあるでしょう~
- 投稿者
- 酒井 健
- 日程
- 2015年04月13日 (月)~
- メンバー
- 福岡パルコ店 酒井・アルバイト
- 天候
- 曇り一時雨
- コースタイム
- 駐車場<30分>仁田峠<30分>妙見岳<35分>国見岳<40分>普賢岳<60分>仁田峠<20分>駐車場
- コース状況
- 全体的に整備がされているので歩きやすい。国見岳や普賢岳の登りは歩きやすい状況からガラッと変わるので観光の延長で入山しないよう注意。靴はミドルカット以上がオススメ。特に濡れた状況は滑りやすいので注意。
- 難易度
-
感想コメント
最近けっこうな確率で休日が雨になる。これはたまたまか日頃の行いか。ただ確実なのことは決して私は雨男ではないのだ。しかし、今日ももれなく雨である。車の外ではワイパーがフル稼働。まだここは福岡だ、きっと向こうは晴れているとと自分に言い聞かせること約4時間。今回の目的地は長崎県で最も有名な“雲仙普賢岳”である。
仁田峠の駐車場に着いた時には止んでいた。ほらね、言った通り。ただいつ降り出してもおかしくない空模様に変わりはないけど。念のためレインとスパッツで守りを固めて出発。
階段状になっている道を上がって行くと「雲仙ロープウェイ乗り場」の駐車場に着く。こんな天気では当然他に人など見当たらない。というか、数メートル先が分からないほど辺り一面は霧に覆われている。いや~ものの見事に真っ白だ。
周遊できる今回のコースは右周りで進むと最初に“妙見岳”に登る。しっかり登るが、整備されている登山道なので非常に登りやすい。妙見神社の裏側が“妙見岳山頂(1333m)”になる。
尾根上を進み分岐を越えると“国見岳分岐”になる。そこそこ斜度の強い岩場を登る。晴れていれば難しくはないであろう岩場もここまで濡れているとさすがにフリクションの効きが悪い。鎖場を越えさらに登ると“国見岳山頂(1347m)”に着く。分岐までは来た道を戻る。
さていよいよ次は“普賢岳”だ。木段と岩のミックスした登山道を下る。滑らないように慎重に。それにしてもどんどん霧が濃くなっている。約20分程で“鬼人谷口分岐”になり100mほど登り返すと“紅葉茶屋”に着く。何とか持ちこたえていたが、ついに降ってきた。紅葉茶屋からの登りは今回のコースの核心。しっかり登ること約25分、広々とした“普賢岳山頂(1359.3m)”に着く。本来ならば目の前に“平成新山”が飛び込んでくるはずが、全ては霧の中だ。おまけに雨脚が強くなってきた。やれやれ。本当はここで昼食の予定が、とりあえず紅葉茶屋まで戻ることにした。
しかし、このまま帰るのも癪なので意地でも食べようと分岐のベンチの所にオールウェザーブランケットを屋根にして、その下で昼食と洒落込む。快適な空間で腹を満たした。
広げた道具をザックに詰め込み、下山開始。ここもよく整備されているので歩きやすい。石段を上がると山頂直下にあった“普賢神社”の鳥居があり、ロープウェイ乗り場に着く。さてと、仁田峠までもうひと下りだ。
最初から最後まで何も展望が無い状況だったが、これもまた登山。まぁこんな時もあるある。ただのインスタントラーメンが非常に美味しく感じられたのはこの天気のお陰。少しくらい晴れて、ちょこっとくらい展望があっても罰は当たらないだろうということは思ってはいけない。次の山行を晴らすためにも。