鈴鹿山脈プチ縦走(藤原岳~御池岳~鈴北岳)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年06月10日 (日)~2012年06月10日 (日)
- メンバー
- 天候
- 晴れ時々曇り ※山の上はガス
- コースタイム
- 6:30 藤原岳登山口-8:35 藤原山荘-8:50 藤原岳-9:05 藤原山荘 9:10-9:40 天狗岩-10:10 頭陀ヶ平-10:30 白船峠-11:05 カタクリ峠(お昼ご飯) 11:35-12:20 御池岳-13:00 鈴北岳-13:45 鞍掛峠-14:00 鞍掛トンネル駐車場-<自転車>-14:30 藤原岳登山口
- コース状況
- ■藤原岳登山口~藤原山荘~藤原岳
特に危険箇所なし。
道も分かりやすい
■藤原山荘~御池岳~鈴北岳~鞍掛峠
道標が倒れたままになっている分岐点が多く道を間違えやすい
御池岳への登り下りはかなり急。地面がぬかるんでいるときは滑りやすい
- 難易度
-
感想コメント
4月に残雪期の鈴鹿山脈の藤原岳~竜ヶ岳の縦走を実行。
夏までに鈴鹿山脈を全部縦走したいなぁということで、続きを歩きました。
今回は藤原岳から北上して、御池岳、鈴北岳を経由して鞍掛峠まで。
鞍掛峠に自転車をデポしておき、駐車場まで走って戻るプランです。
ただ、夏の鈴鹿山脈には大きな敵が潜んでいます。
それが、ヤマヒル。
ヤマヒルが嫌いで(好きな人はいないと思いますが)、関東に住んでいるときも、5月以降は丹沢をはじめ、ヒルがいる山には近づかないようにしていました。
今回、ヒル撃退スプレー「ヒル下がりのジョニー」を持っていき、その効果の検証も兼ねて、あえて鈴鹿山脈に挑んでみました。
藤原岳まで登ってしまうと、後は緩やかなアップダウンで三重県と滋賀県の県境を進んでいきます。
このあたりは山の形が緩やかなので、稜線っぽくありませんね。
御池岳から鈴北岳は日本庭園と呼ばれるすばらしい景観が広がっています。
苔のじゅうたんです。
あいにくガスガスできれいに見えませんでしたが、晴れた日にくればとてもきれいだろうなぁ。
余裕があれば、鈴北岳から鈴ヶ岳にも向かおうと思っていましたが、あまりにガスっていて視界不良のため、道に迷うリスクを恐れてパスしました。
恐れていたヤマヒルですが、今日は涼しかったせいか、ほとんど見かけませんでした。
ただ、御池岳付近で他の登山者からお話をうかがったところ、「途中でけっこう見かけた」ということ。
ヒル対策に手を抜かないように。
ハイキング 16km
自転車 10km
■藤原岳登山口~藤原山荘~藤原岳
藤原山荘まで一気に標高差で800mほどを登りますが、道はよく整備されていて歩きやすいです。
藤原岳から前回歩いた竜ヶ岳方面への稜線を目で追いますが、山の上は雲に覆われていて見えませんでした。
■藤原山荘~天狗岩~頭陀ヶ平~白船峠(白瀬峠)
藤原山荘から北側は開放的な草原。
風が吹きぬけてとても気持ちいいです。
お花が多い、ということでしたが、この時期は何も咲いていませんでした…。
森に入って、縦走コースから少し外れると天狗岩です。
縦走コースに戻ってちょっと登ると大きな鉄塔があり、ここが頭陀ヶ平です。
三角点があります。
そこからちょっと下ると白船峠(白瀬峠)に到着。
■白船峠(白瀬峠)~カタクリ峠~御池岳
白船峠から少し登ると「冷川岳」の標識が。
地図にはない山の名前ですが、これは「荷ヶ岳」のことかもしれません。
この付近ですが、おそらくイワカガミの群生地です。
特徴ある葉っぱが多く見られますが、あと1ヵ月後ぐらいはきれいに咲いているでしょう。
少し下るとカタクリ峠に到着。
このあたりはカタクリが群生しているようですが、それは1ヶ月ほど前でしょうね。
よく考えると6月上旬はあまり花が楽しめない時期かもしれません。
ここからちょっときつめの坂を登っていくと、鈴鹿山脈最高峰の御池岳に至ります。標高1247m。
しかし、残念ながら視界はまったくなし。
■御池岳~鈴北岳~鞍掛峠
真っ白なガスの中、御池岳を下っていきます。
下りきると、平坦な地形になり、ここにものすごい広い苔のじゅうたんが広がっています。
ところどころに、置物のような白い岩があって、庭のよう。
「日本庭園」との名称にもうなずけます。
これはなかなかきれいです。
今度はお天気がいいときに、これだけでも見に来たい。
鈴北岳から鞍掛峠まではややきつめの下り。
標高を下げてくるとガスが晴れました。下界は晴れています。
見上げると、西側から流れてきた雲を山の上で食い止めている感じです。
鈴鹿山脈は標高は低いけれど、滋賀県と三重県の天気を分ける山脈になっていることを実感。
これで鈴鹿山脈は鞍掛峠~鈴北岳~御池岳~藤原岳~竜ヶ岳を縦走しました。
次回は竜ヶ岳から南へ向かおうかな。
一気に御在所岳まで走りぬけるのは厳しいかなぁ。