アケボノツツジには一足遅かった…西赤石山(愛媛県)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2013年05月25日 (土)~2013年05月25日 (土)
- メンバー
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 東平(とうなる)登山口→(100分)→銅山越→(75分)→西赤石山山頂→(15分)→カブト岩→(60分)→一本松停車場→(30分)→東平(とうなる)登山口
- コース状況
- ■東平(とうなる)登山口~銅山越
古くからの粗銅の運び道だけあってしっかりと整備された道。
馬の背経由で登ったとき、大平坑と銅山峰ヒュッテへの分岐点で旧上部鉄道の路線跡(?)を登山道と間違えそうになるので注意が必要。
そのまままっすぐ登るのが正しい。
■銅山越~西赤石山山頂
とても気持ちの良い稜線歩き。
ツツジのトンネルがあります。
山頂直下は急な岩場があります。
■西赤石山山頂~カブト岩~一本松停車場~東平(とうなる)登山口
山頂直下は急な坂。慎重に。
カブト岩からの展望はなかなかよいです。
旧上部鉄道の路線跡を歩くはとても楽しい。
- 難易度
-
感想コメント
春の花の主役といえば街でも山でもやっぱりツツジ。
最近、やっとツツジにもたくさんの種類があり、ミツバツツジやアカヤシオなどを見分けられるようになってきましたが、まだまだたくさんの種類のツツジがあります。
その中で「アケボノツツジ」という魅力的なツツジの名前を知りました。
淡いピンク色の花が咲き誇った景色はとても美しいということ。
そして、その有名なお山が四国の愛媛県の西赤石山であることを知り、朝2時に神戸を出発して橋を渡って四国に上陸しました。
愛媛県の新居浜のあたりは別子銅山で発展したという社会で習ったのを思い出しました。
西赤石山のあたりはこの銅山の史跡がたくさん残っています。
登山口の東平(とうなる)もその一つ。
レンガ造りの変電所や、貯蔵庫、坑道などが残っています。
今回はこの東平から反時計回りに山頂を巡って帰ってくるコース。
銅山越までは古くは粗銅を運んだという古い道を行きます。
しっかりと整備された歩きやすい道です。
銅山越からは稜線歩き。
やがて木々がなくなり、景色がとても良いです。
日差しは厳しいですが、流れていく風がとても心地よい。
この稜線の途中に噂のアケボノツツジのトンネルがあるはずですが、なんと!花は散ってしまっていました…
1週間前は見頃だったということなのに…。
とても残念。
同じようにアケボノツツジを目当てに登ってきた登山者の皆さんもがっかり。
でも、少しだけ残っていたお花に癒されました。
山頂からの景色はとても良いです。
新居浜の街と海が一望。
そして、西側には西日本最高峰である石槌山がかっこよくそびえています。
このままず~と歩いていきたいね。
山頂でのんびり時間を過ごした後、下り始めます。
少し下ると、カブト岩に到着。
赤い岩が積み重なった岩場です。
赤石山の由来はこの赤い石なのでしょうか。
さらに下っていくと、別子銅山上部鉄道の路線跡に出合います。
この鉄道ですが、明治20年から44年までのおよそ20年間、標高1000mの急峻な山間を走っていた日本発の山岳鉄道。
今もところどころ橋脚の跡や石垣の跡が残っていて、この路線跡を歩けます。
これはなかなか楽しい。
アケボノツツジのトンネルは歩けませんでしたが、史跡巡りや岩場歩き、絶景を楽しめ、なかなかよかった。
また来たいお山です。