去年に引き続き、鳥取県元気づくり総本部東部振興課から
鳥取の観光資源をもっとPRしたい!とのご要望を受け、
おとな女子登山部のスカーレットとつじまいが
鳥取県東部のお山へ出掛けてきました。
鳥取県智頭駅(9:42着)まで、スーパーはくと号で
梅田から約2時間、三ノ宮から1時間45分、
そこから車に乗り換え約20分で登山口へ。
鳥取県の近さに、到着してまず感動!
1時間ほどで神戸のビル街から一変し、
大自然の中を駆け抜ける「はくと号」。
早くも小旅行気分~どんな景色に出会えるか楽しみです♪
関西から車で来るのも観光しやすくておすすめ。
佐用JCTから無料区間(鳥取自動車道)が始まりますので、
鳥取東部はお財布にもやさしい。
「鳥取県の山といえば・・・大山!氷ノ山!・・・
ごめんなさい、あと他に思い浮かばないです。」と正直にスカーレットとつじまいが答えると。
「いいんです!
関西からほど近い因幡エリアには知名度は低くても素敵なお山がたくさんあるのでご紹介します!
特に用瀬(もちがせ)アルプスがおすすめ!歴史も感じられるし、何よりカタチがかっこいいんです!!」
と鳥取県東部振興課の上田さん。
さっそく地図を見たスカーレットは、等高線から山の形を想像して、
「標高は高くないけど素晴らしい山ですね!」と期待に胸が高鳴ります。
代表的な鳥取東部の山: | 那岐山、氷ノ山、扇ノ山、久松山、遠見山、霊石山 山陰海岸ジオパークトレイル(総延長63.9km、全10コース) |
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鳥取市用瀬町の三角山、おおなる山、洗足山の山容美しい用瀬アルプス。
主峰は746m※の洗足山。
今回は、用瀬町総合支所をスタートして、三角(みすみ)山、景石(かげいし)城跡を周回する
約3時間30分のルートを登ってきました。
山頂(516m※)には三角山神社本殿があり、
最古の記録で寛永3年(1626年)と古く、山岳信仰の山として地域に愛されてきました。
終戦まで女人禁制だったため登山口から25分で女人堂があり、そこから女性はお参りしていたそうな。
また、百人一首の歌人としても有名な在原行平の歌碑もあり、ガイド前田さんの解説を聞きながら
日本海や鳥取の深い山を見て絶景お昼ごはん。
つじまい、スカーレットが楽しさをポーズで表現しています。
山容は険しく、所々花崗岩が露出するかっこいいお山ですが、
三角山は初めてさんでも安心なくらい道は整備されていて歩きやすいです。
観光やキャンプをしたい方は、景石城跡でゆっくり景色を楽しむ1時間30分のコースで登ったり、
険しい岩場歩きが得意な方は鬼の洗たく岩という岩場(梯子やロープあり)を登り、
洗足山から三角山の縦走を楽しむ歩きごたえのある6~7時間のコースもあります。
用瀬アルプスは隠れ名山として「山と渓谷」で紹介、
3年前に用瀬出身の登山家である徳永氏によって名付けられ、徐々に知名度が上がってきました。
春はツツジやイワカガミ、シャクナゲ、秋は紅葉も楽しむ事が出来、地元でも大切に登られてきたそうです。
参考 | 鳥取市公式ウェブサイト www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1444816798786/index.html 麒麟のまち観光ネット※レポート内の標高情報はこちらのサイトを参照 www.tottori-inaba.jp/new-tokusyu/tottoriinabayamakikou/ |
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興国元年(1340年)より前に
地元の武士たちにより造られたといわれており、
秀吉が鳥取城攻略に際してこの城を落とし、
磯部兵部大輔に3000石を与え守らせ、
磯部氏は以来20年城下町として用瀬のまちが整えられた。
地形を利用し数十メートルの断崖を城壁の一部に取り入れた絶景スポット「景石城跡」、
用瀬の町にも当時の名残がたくさんみられる。
用瀬といえば「流しびな」というくらい有名で、4/18(旧暦3/3)には全国から人が集まるそうです。
江戸時代より男女一対の紙雛を桟俵(さんだわら)に乗せ、無病息災を祈り千代川に流す歴史あるイベントです。
流しびなの館ではひな人形や日本人形を時代背景や作り方の違いを分かりやすく1000体以上展示しているので、
歴史が苦手な方でも一見の価値あり。
「流しびなの館」 http://nagashibinanoyakata.jp/ |
ここでちょっといっぷく。
鳥取県東部振興課の川上さんが「川のhotori用瀬」という古民家カフェを紹介してくれました。
用瀬茶のムースと用瀬伝統菓子「あんころ」は絶品です。
カフェからほど近くには、江戸時代に宿場町として栄えた名残で古い町並みが残っています。
ゆるり散歩してみるのもおすすめ。
古民家カフェ「川のhotori用瀬」 http://www.kawanohotori-2016.com/ |
アウトドア大好きな方には、デイキャンプやカヌー、キャニオニング(川下り6月ごろより)もおすすめ。
カヌー水辺公園(キャンプ200円/1泊・1日)で家族の時間を楽しむのもいいですね。
用瀬から車で15分若桜鉄道の隼駅があり、
鉄っちゃんだけでなくバイク好きも集まるおもしろい駅だからと外観だけ車から見せてもらいました。
SUZUKIの「隼」というバイクにかけて聖地となり、毎年イベントでライダーが集結するのだとか。
※今年度は8/5(日)に第10回隼駅祭りが開催されます。
https://www.tottori-inaba.jp/new-tokusyu/hayabusa/festival/
にわか鉄っちゃんのスカーレットは、改めて別日に追加取材を決行。
興奮して夕日をバックに昭和号を連写。
バイク好き、旅好きが集まるゲストハウス「ベース8823」に泊まって、
旅人と語り合い、鳥取旅を満喫ました。
終着、若桜駅のピンクのSLがかわいいので、時間のある方は足を延ばしてみては?
ゲストハウス「BASE8823」 http://torikumi.co.jp/base8823/ |
日本海といえば冬のカニ??いえいえ、夏も激アツです。
6~8月は白イカ、岩ガキ、鮎(あゆ)が旬をむかえ鳥取市のかろ港は賑わいます♪
さらに、フルーツ大国鳥取の名物といえば「梨」!
種類も多く、みずみずしい梨がそろそろ出始め、秋ごろまで楽しめます!
用瀬から車で因幡の山並みを見ながら15分。突如現れる大江ノ郷自然牧場。
大江ノ郷ヴィレッジとココガーデンでは、
パンケーキやあらゆる自然派スイーツが楽しめる為、全国からスイーツファンが訪れるそうです。
全国の道の駅で、卵をよく買う”たまご担当”つじまいは鳥取自慢の平飼い養鶏の「天美卵」に夢中♪
また、砂丘の砂で蒸し焼き※した温泉卵ならぬ「砂たまご」も隠れファンを持つ鳥取ならではのお土産。
※砂丘の中はおよそ250℃!殻ごと焼くことで美味しさが凝縮!
因幡のお土産は他にも梨ゼリーや白うさぎ饅頭など間違いなしの定番品から
ほどよく弾力があり、ふわふわと食感がおもしろい「豆腐ちくわ」
チーズ味の「ちーずっち」は女性にもお子様にもおすすめ。
弾力が強く、噛む度に旨味があふれ出す「あごちくわ」はお酒のあてにも。
「大江ノ郷自然牧場」 www.oenosato.com/coco_top.html |
あっと言う間の1日で、去りがたい気持ちで帰路に着きました。
また次回は別の因幡の山を訪れたいと思います。