おとな女子登山部レポート春はまだまだ先!?~上州武尊山

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
日程
2015年03月26日 (木)~2015年03月26日 (木)
メンバー
友人一名
天候
晴れ
コースタイム
川場スキー場リフト終点(30分)剣ヶ峰山(70分)武尊山山頂(40分)剣ヶ峰山(30分)リフト乗り場
コース状況
・川場スキー場からリフトを2本乗り継いで楽々標高を稼げます。(桜川エクスプレス→クリスタルエクスプレス)1本目のリフトはフードが無いので風が吹き付けるとかなり寒いです。リフト利用の際は完全防備でお乗りください。

・リフト券売り場で登山届を提出すると提出済証を受け取ります。リフト乗車の際に必要なので無くさないよう注意。下山後は再びリフト券売り場で提出済み証を提示、これで下山報告となります。(リフト料金:6回回数券2,400円と1回券450円の組合せがお得。)

・所々雪が深く膝まで潜る場所もあるのでワカンがあると歩きやすいです。
・傾斜が急な箇所では前爪の有るアイゼンだと楽に登れます。
難易度
Google Map

感想コメント

 名前も形も素敵な武尊山(ほたかやま)。以前沼田の町からは見上げた姿は、長城のようにピークが連なり深く印象に残っていました。標高が2,158mと高いですが、冬場はリフトを駆使して比較的容易に頂上を踏むことができるので、この晴れ間に出かけてきました。

 既に雪が消え茶色の山肌が目立つ群馬県の山々の中で、未だに雪を湛えキラキラ輝いている武尊山はやはり格別の美しさでした。スキー場へ着くと空気はひんやり。麓とは違い未だここは冬のようです。さらに予想外にリフトが寒く歩き出す頃には体がキンキンに冷えてしまったので、最初からハイペースで体を暖めなければなりませんでした。最初のピーク・剣ヶ峰山に着くと、前方の武尊山の全容が見渡せるようになります。最高峰の沖武尊を中心に、東側には家ノ串山、川場剣ヶ峰、前武尊と馬蹄形の連なりが見渡せました。
 
 剣ヶ峰山というだけあり遠くからは尖って見えるので、下りはかなり急でした。稜線上をずっと歩くので登り以外は冷たい風が容赦なく吹き付けてきます。やはり今回も顔周りの防寒はバラクラバ&ニット帽でしっかりと。道はガリガリに凍った場所は無く、靴底が程よく雪面に食い込み全体的に歩きやすかったですが、そうかと思うと風の当たらない登りではずぶずぶ腰まで潜り、思ったより変化に富んだコースでした。

 頂上からは尾瀬や谷川などの県境の山々や上毛三山、浅間山などが見渡せました。頂上はエビの尻尾が発達するだけあって風が強く、すぐにお暇して直下の穏やかな雪原で休憩。有難いことに帰りは行きよりも空が晴れ渡り、赤城山の裾野は一層美しく、谷川の一ノ倉沢もくっきりと見えました。
 春はまだまだ先なので、雪山に飽き足りない方、はたまた雪山に挑戦しそびれてしまった方は武尊山がお薦めです!!

フォトギャラリー

形の良い剣ヶ峰山。

リフト終点。

リフト降りるとどんっと待ち構える岩肌。川場スキー場のポスター写真にもなっている。

剣ヶ峰山への登り。雪が深い。

剣ヶ峰山からの下り。武尊頂上が見える。

馬蹄形全容。右のゴツゴツ岩が川場剣ヶ峰。

またまた雪がf深くて足を取られる。

振り返って見た剣ヶ峰山はとんがり帽子。

山頂直下のエビの尻尾群。

頂上方位盤。

標識にへばりついたエビちゃん。

お昼。手早く暖かい雪山の定番。本日は妙高名物・豚汁ラーメン。

シュカブラの間を縫って進む。

谷川馬蹄形。

剣ヶ峰山の登り口にある祠。

リフトに乗りながら赤城山をパシャリ。

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