おとな女子登山部レポート摩耶山でごっつぉ～（山形県）

　名前が神秘的な山形県の摩耶山に行ってきました。東側は急峻、不明瞭なマニアックコース、西側はブナと滝が織り成す癒しのコースとなります。

　今回はマイナスイオンたっぷりの西側、越沢（こえざわ）登山口から。小国川に沿って登山道が始まり、序盤で対岸の見事な岩峰、鵜ノ巣ノ倉とカジ倉の見所があります。橋を渡ると徐々に滑り易くなり、滝までは気の抜けない道となります。弁財天の滝は一見の価値あり。左手の梯子から登山道が再開しますが丈夫なのでご安心。滝を越えると山頂までずっと急登、風が無く蒸し暑かったです。ガイドブックには下山ルートとして書かれていましたが、かなり急なので登りの方が安全だと思います。
　
　山頂からは東側の奇峰群が見渡せます。屈強そうなヘルメット部隊がそちらから登ってきましたが、かなり興味深いです。いつか挑戦してみたいものです。以東や障子、月山が遠望できるはずですが、空気がモヤモヤしてて判別し辛かったです、残念。
　そしてお待ちかね、お昼ご飯。先輩方が腕によりをかけてごっつぉ（ご馳走）を作ってくれました。鉄砲ぶち(打ち)の知人がいるとのことで、何と猪肉を使ったカレーを頂きました。猪も熊と同じく牛肉のような食感、熊よりもいくらかさっぱりとしています。またしても山の恵みを山で味わうことができて至福の時間でした。

　下山はアカショウビンの鳴くブナ林を通り抜けます。注意はしていたのですが私だけ蚊に刺されてしまいました。一体なぜ…。一刻も早く痒さから解放されたかったので、その名の通り湯がとても熱いあつみ温泉へ直行、解毒。公衆浴場は少しアウェー感がありますが、清潔でお湯は最高だと思います。200円と安いのもグッド。公衆浴場は３ヶ所あり一番大きな下の湯に浸かりました。無料駐車場を利用できるので摩耶登山の際にはぜひ。