おとな女子登山部レポート笹の海と苔の森を歩く ~恵那山~
- 投稿者
- るんちゃん(おとな女子登山部)
- 日程
- 2018年08月21日 (火)~2018年08月21日 (火)
- メンバー
- 単独
- 天候
- 雲/晴
- コースタイム
- 駐車場(25分)広河原登山口(150分)山頂(10分)避難小屋(15分)山頂(80分)登山口(20分)駐車場
- コース状況
- ・集落の終点~駐車場まで狭い舗装道路、工事車両も通るのですれ違い注意。
・駐車場と山頂にトイレ棟あり。山頂は要協力金100円。
・一番近い日帰り温泉は温泉宿・月川で600円で入れます。
- 難易度
感想コメント
自宅から4時間かけて、中央アルプス最南端の百名山・恵那山に行ってきました。距離は長いものの、車窓からは奥多摩、南アルプス、八ヶ岳、と山岳風景を眺めながらドライブか楽しめるので、あっという間に着いた気がします。
平日のせいか百名山といえど車は私の他に一台だけ。心細い気持ちを抑えて橋のある登山口を目指して歩き出します。川を渡った後はしばらく森の中を歩くので、どこの山にいるのか一瞬わからなくなりましたが、よく観察すると慣れ親しんだ越後の山とは植生が明らかに違います。苔に覆われた地面からすらっと伸びるカラマツ林、やがてダケカンバが出てきて、シラビソの森へと変わってゆく…アルプスにいるんだなと何となくですが感じることができました。そして背丈を覆う笹、笹、笹。いつ終わるのやらと少々うんざりしながら、結局山頂まで笹の海を泳ぐこととなりました。
頂上は時折青空が覗く程度。展望はいまいちでしたが時間もあるしせっかくなのでのんびりお茶タイム。ふと山頂の標識を見ると、恵那山の下に『胞山』と記されていました。気になって調べてみると、むかーしむかし天照大神がここ恵那山に胞衣(えな)を埋めたのだとか。そう考えたら笹に包まれながら歩くのも何だか悪い気はしない。そんなことを考えながら、再び笹の海を掻き分け掻き分け下山したのでした。