おとな女子登山部レポート2018東北遠征№2 岩手山
- 投稿者
- あやや(おとな女子登山部)
- 日程
- 2018年08月20日 (月)~2018年08月20日 (月)
- メンバー
- その他1名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 馬返しキャンプ場(210)7合目(5)8合目避難小屋(15)不動平(40)薬師岳山頂(30)不動平(15)8合目避難小屋(150)馬返しキャンプ場
- コース状況
- ・砂礫帯があるのでゲイターがあると便利です。
・ライトな靴は細かい岩や砂礫で痛む可能性があります。つま先がしっかりとしたミドルカット以上の靴をお勧めします。
・目印は十分ですが、ガスると見失う危険もあるので十分注意しましょう。
《お手洗い情報》
馬返しキャンプ場(簡易/ペーパー有)
8合目避難小屋(水洗/ペーパー有)
- 難易度
感想コメント
2日目は岩手山へ。
百名山の中でも唯一都道府県名が付く岩手山は、別名南部富士とも呼ばれています。
かつて火山活動が活発でしたが2004年から全登山コースが解禁されているそうです。
しかしながら予断は許さない状況に変わりはなく、普段以上にしっかりと登山計画書を書いたり、事前の情報収集を心がけたい山です。
本日は様々なコースの中から代表的な柳沢コースを歩きました。標高差が約1,400mあるのでなかなか登り応えがあります。
一番心配だったのが8合目避難小屋にある「御成清水」の水が出ているかどうかという点。前情報では枯れそう、とのことで実際登山口に行くと“十分に用意して登って下さい”とありました。
山の水を期待していた方も安心して下さい。キャンプ場の横にある「鬼又清水」で継ぎ足しが可能です。
(結果的には8合目の水は出ておりました。)
岩手山は〇合目、という表示が順序良く設定されているのですが、とにかく0.5合目までがとても長く感じられました。
2合目以降は火山っぽさが一気に出て、地面も赤茶色の砂礫が所々に出現するようになります。
ルートは旧道と新道と2つあるのですが、展望の良いとされる旧道を歩きました。新道は森林の中の整備された歩きやすい道ですので上り下りで使いわけても良いかと思います。
7合目まではとにかく我慢の山登りでしたが、今年は街の酷暑にずっと鍛えられていたので、そこまでひどい暑さを感じることもなく登ることが出来ました。気温は大体25℃前後でした。
山頂までは往復1時間40分程度ですが、8合目避難小屋で荷物をデポしてアタックします。
不動平を超えると山頂までの道のりは外輪を取り囲むように石仏と岩手山神社が祀られています。今まで見ることが出来なかった外輪の中も確認出来ました。中には“妙高山”と名前がきちんと付いたミニ山がありました。
山頂は標高2,038mの薬師岳。標識にシンボルのカタクリの花が描かれたとても可愛らしかったです。
再び8合目まで下山し、小休止してから下山開始。登ってきた距離を考えると、まだ先は長いな~、という気持ちですがサクサクと無言で(笑)下山しました。
これまでの東北の印象ですが、お手洗いの綺麗さにびっくりしました。
正直、登山口にあったお手洗いよりも8合目にあるお手洗いの方が清潔!!
本当に有り難く、気持ちよく使用させて頂きました。個人的には山のトイレは有料でも良いので綺麗だと嬉しいと思う今日この頃です。
車から眺める岩手山はやはりダイナミックで、東北出身の宮澤賢治や石川啄木もふるさとのシンボルとして歌を残した気持ちも納得です。
名峰、頂きました♪また登る機会があれば、次回は火山帯だった事を感じさせてくれる焼走りコースか、八幡平からの縦走コースを楽しんでみたいです。
■本日の服装
上:ドライナミックメッシュ ウール(150ウェイト)
下:春夏用パンツ