おとな女子登山部レポートかおりんと行く秩父札所巡り① 花いっぱいのプロムナード
- 投稿者
- るんちゃん(おとな女子登山部)
- 日程
- 2019年04月24日 (水)~2019年04月24日 (水)
- メンバー
- かおりん
- 天候
- 曇/小雨
- コースタイム
- 和銅黒谷駅(30分)瑞岩寺(40分)四萬部寺(40分)真福寺(45分)光明寺(15分)常泉寺(15分)金昌寺(20分)語歌堂(10分)長興寺(45分)羊山公園(20分)西武秩父駅
- コース状況
- ・各寺にトイレ併設してます。
・朱印料300円、冬以外は受付8~17時まで。12~12時半は昼休みで対応していません。
- 難易度
-
感想コメント
おとな女子登山部・広報担当のかおりんこと吉野香織さんと共に、秩父34ヶ所札所巡りを始めました。秩父札所の興りは室町時代にまで遡り、江戸時代には巡礼が庶民の間で盛んになり今日まで至ったということです。秩父の歴史には以前から興味がありましたが、札所の存在を知ったのはごく最近。ぜひ34ヶ所巡ってみたいと思っていた所かおりんが参加表明してくれたので、心強いパートナーと共に巡礼の旅をスタートすることにしました。
最初が肝心ということで、巡礼グッズが揃う第一番四萬部寺(しまぶじ)で専用の御朱印帳をゲット。こちらには寺の由縁やご詠歌(各寺に伝わる和歌)が記載されている特別なものとなっています。初めは持参したものに書いてもらうつもりでしたが、せっかくなのでかおりんに習い私もオリジナル朱印帳を購入することに。四萬部寺の住職さんから巡礼の歴史や同行二人の意味などを教わる中で、印象的だったのは金剛杖が命が尽きた時には墓標として使われたということ。昔の人にはさぞ苦行だったことが覗い知れました。
境内で軽くお昼を食べてから二番札所へ向けて出発。第二番真福寺(しんぷくじ)は人気のない山の中に位置し、舗装道とはいえ坂道を登るのでこの日一番の難所でした。無人の真福寺をお参りした後は納経所のある光明寺へ向かうため山道を一気に下ります。光明寺はアヒルや熱帯魚などを飼育しており札所ではありませんが見所のあるお寺でした。
第三番常泉寺へは一度街中を通過し、道の終点にのどかな田畑を見守るようにひっそりと佇んでいます。途中の山田橋からは横瀬の渓谷と涼やかな眺めを見下ろせる撮影スポット。橋マニアのかおりんは堪らないといった様子でした。
第四番金昌寺は、再び横瀬川に架かる橋を渡った先の大きな草鞋が目印。山門をくぐると1319体の石仏と美しい顔立ちの子育て観音様に目を奪われます。赤ん坊を抱いた優しい表情の観音様に私もかおりんも心癒されました。
街中に忽然と現れた無人の第五番語歌堂(ごかどう)を詣で、長興寺でご朱印を頂いてこの日の巡礼は終了。ふとお寺に置いてあった芝桜の丘のチラシが目に留まり、時計に目をやると時刻は16時半。ここから40分足らずと聞いて、二人とも歩き疲れた顔に俄然やる気が湧いてきました。お腹空いたけど今日の締めに芝桜見て帰ろう!ということで一路羊山公園目指し歩き出しました。
日が暮れかけた羊山公園、見頃を迎えた芝桜の丘は華やかに迎えてくれました。二人とも休日の渋滞に巻き込まれ、これまで目にすることがことができなかった光景に出会えて大満足。終点の西武秩父駅に着く頃には暗くなってしまいましたが、第一回の巡礼旅、とても充実したスタートを切ることができました。次回は果たしてどんな景色が待っているのかとても楽しみです。