おとな女子登山部レポート大峰・前鬼川で沢登り@奈良県
- 投稿者
- あやや(おとな女子登山部)
- 日程
- 2019年08月12日 (月)~2019年08月12日 (月)
- メンバー
- おとな女子登山部:つじまい、その他3名
- 天候
- 雨
- コースタイム
- 前鬼林道車止ゲート~前鬼川本流~2段10m滝~箱状廊下下~垢離取場~前鬼林道車止ゲート
- コース状況
- ・国道169号から前鬼口から前鬼林道へ。車止めゲート手前に駐車スペース(5台程度)有。
・沢ビギナーはフェルトソールがおすすめです。
・垢離取場から登山道があり、小仲坊経由で下山も可能。
・登山道にはヒル多数。対策が必要です。
«お手洗い情報»
ルート上にはありません
- 難易度
感想コメント
今年もうだるような暑さの最中、つじまいが沢登りに誘ってくれました。
実はワタシ1度も沢登りに行ったことがありません。
準備段階では色々と装備の確認をし、当日を迎えるまでドキドキしておりました。
何だが初めて登山を始めた時の気持ちを思い出します。
行きは道の駅「吉野路上北山」で仮眠後、前鬼登山口までの途中で不動七重の滝を見物。気持ちが高まりました。
自分は一体どの位歩けるんだろう、一緒に行く皆さまにご迷惑をかけないか、寒くないか、荷物は本当に濡れないか・・・等心配事はキリがありません。
天気はあいにくの雨。でもどうせ濡れるんだからと気合十分で歩き始めます。
今回のコースはいきなり入渓ポイントがあり初めから沢度100%。
初めの一歩、沢靴の中に勢いよく入ってくる水、思ったより冷たい。
おそるおそる濡れた岩の上に乗ると、裏側のフェルトがしっかりとフリクションする感覚がありました。楽しい!!
基本的に好きな場所を歩いて良いのだそうですが、つじまいが丁寧に準備してくれた沢の地図“遡行図”を見てもどこが難しいポイントか等全然分かりません。
とりあえず先輩の後を着いて行き慣れる事にしました。
アスレチック感満載で、普段あまり使わない上半身も目いっぱい使って岩をよじ登ったりもしました。(お陰で翌日筋肉痛になりました・・・。)
歩いて難しいなと思ったのが2点。
①水中にある岩と足の距離が分かりにくい。
足を出すと想像より深かったりで、身体が浸かってしまうのが最初は怖かったです。
②水の勢いの強さのイメージが分からない。
足を入れると意外とずんずん進めたり、反対に見た目は大した事がないのに足元をすくわれるような勢いの強さだったりと、自分のイメージと違う場合も多々ありました。
最初は足首程度の水量でしたが、進むにつれて岩も大きくなり水量も増してきます。
少し進むと見所の2段10mの滝がお出迎え、圧巻です。
右に巻き道がありますが、つじまいともう1人のSさんはどうやらここを登るよう。
ロープを出して、つじまいがリードで登り始めます。
横の巻き道から見ていた私はヒヤヒヤ。おかまいなしに登るつじまい、慎重にルートを探しながらカムを挟んでいました。
無事登り切り私もホッとしました。
動いているとそこまで寒くないですが、休憩したり泳ぐと寒く、温かい飲み物がいつもより有り難かったです。
2段10mの滝の後は100m以上の美しいナメを歩きました。
その他の場所も岩が濡れているのでやや難易度は高かったようですが、危なそうなクライムダウンはつじまいがロープを出してくれて懸垂下降を行ったりと安心して歩くことが出来ました。
何て頼もしい後輩だ!!ありがとう!!
垢離取場(こりとりば)~大釜まで歩いてフィニッシュ。
帰りは登山道から下山しました。(ヒルいました。)
上北山温泉薬師湯さんでお風呂に入り、晩ごはんはあゆ料理を頂きました。
遊んでいると本当に1日が早いです。
同行メンバーの皆さんに色々と助けて頂き感謝。とても楽しく勉強になりました。
また行ってみたいです(^^)
■今回の装備
・アクティブスキンメッシュ上下
・フラッドラッシュスキンメッシュ上下
・化繊ジップT
・エバーブレスフォトン(上)
・ナイロン系ハーフパンツ
※休憩時には化繊JKTを使用しました。
装備:ヘルメット、渓流(グローブ、沢靴、スパッツ、ネオプレーンソックス)、ハーネス、ATC、カラビナ、スリング2本
■気温
終始沢近辺は15~16℃前後
下山ルートの山沿いは22℃前後