おとな女子登山部レポート鹿と戯れ 三峰から雲取山

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
日程
2019年12月16日 (月)~2019年12月17日 (火)
メンバー
友人一名
天候
1日目/晴 2日目/雨
コースタイム
【1日目】三峰神社登山口(60分)妙法ヶ岳(20分)炭焼平(30分)霧藻ヶ峰(40分)前白岩の肩(20分)前白岩山(40分)白岩山(10分)芋ノ木ドッケ(40分)大ダワ(20分)雲取山荘(30分)雲取山(15分)雲取山荘
【2日目】雲取山荘(30分)芋ノ木ドッケ(60分)お清平(20分)霧藻ヶ峰(60分)三峰神社登山口
コース状況
・雲取山荘の水場は凍結中、小屋でペットボトル購入可。(2L1000円)テント1人500円。トイレは外の冬季用が使えます。ペーパーあり。テン場は20張程度。
・妙法ヶ岳は上部に鎖場があるので分岐のベンチでデポするのがおすすめです。三峰神社の奥宮に当たるので登頂のご朱印も神社で頂けます。
・お清平から白岩山までアップダウンが続くので踏ん張り所です。
・霧藻ヶ峰には簡易トイレあり。休憩舎は閉まっていました。
・下山後は三峰神社内の宿坊・興雲閣にて日帰り入浴できます。料金は650円。
難易度
Google Map

感想コメント

 雪山へ行く前の耐寒訓練をしに雲取山へ行ってきました。雪を期待したのですが気配すらなく、2日目はこの時期としては辛い雨。それでも夜は冬の寒さが堪えたので、必要な装備を再確認できました。

 今回歩いたのは三峰神社から登るコース。南の鴨沢から登るコースより歩行時間は短いですが、急激なアップダウンを繰り返すのでなかなかしんどかったです。翌日の天気が怪しかったので、三峰神社の奥宮である妙法ヶ岳を先にお参りしてから山頂を目指しました。 
 炭焼平あたりまでは整然とした深い杉林を歩きますが、神域のせいか鬱蒼というよりかは神秘的で凛とした空気が漂っています。ここで最初の鹿と遭遇、牡鹿で立派な角が生えており神の使いのような出で立ちでした。
 断崖に立つ奥宮からは雲取のお隣・和名倉山や両神山がごく近くに聳えているのが確認できます。小さなお地蔵様のいる地蔵峠まで来ると、奥宮を俯瞰する高さになり、アルプスの白い頂が見えてきました。さらに霧藻ヶ峰、落ち葉を踏みしめお清平まで来ると急登の始まり。前白岩の肩、前白岩、白岩と3つのピークが待ち構えていて重装備にはきつい行程でした。辛いとつい下を向きがちですが、ふと顔を上げると至近距離に鹿がいてこちらを窺っているので、始めは驚きつつもマイペースな姿にとても癒されました。
 急登に喘ぎ鹿に癒されを繰り返して芋ノ木ドッケ、さらには大ダワまで来ると山荘は間もなく。この辺りでようやく人にも出会いました。時間や装備からみて鴨沢から三峰まで抜けるようです。体力あるなぁ。

 雲取山荘へ到着してまずはテント設営、軽く腹拵えしてから暗くなる前に山頂へ。山荘から30分ほど登るとトワイライト富士山が出迎えてくれました。空気が澄んでいるのでアルプスが見えたかと思えば都心の高層ビルまで眺められ、ここか一応東京都だということが実感できます。本当はサンセット富士山も見たかったのですが、寒さに耐えられず日が沈む前に下山しました。
 テン場も鹿たちの楽園で、時折高い声で啼いたり夜中に突然ミシミシガサガサいうので、攻撃はしてこなそうだがもしかしたら...なんて考えると始めはなかなか寝付けませんでした。
 今回は3シーズンシュラフにシュラフカバー、足下はウールタイツ+ダウンパンツにテントシューズ、上はウール+薄手フリース+薄手ダウンジャケットでぬくぬく、気になっていた鹿の足音もBGMと化しいつの間にか眠りに就いていました。

 翌朝は雨、鹿たちも雨宿りしているのか全く姿を見せません。雨の中見るものもないので足早に下山し、三峰神社の神の湯で冷えた体を温めました。
 

フォトギャラリー

小一時間歩いては鹿に遭遇。

登山口。神聖な空気が漂っています。

奥宮への道は急勾配。

炭焼き炭治郎。

左のこぶが妙法ヶ岳奥宮。両神山も近いです。

北アルプス後立山連峰。

落ち葉へダイブ。

お尻かわいい。

急なんだでば。

山頂から富士山夕景。

夕日に染まる七ツ石山方面。

南アルプスもはっきり。

雲取山荘に夜の帳が下りる。

重ねるだけクリスマスケーキ。クリーム全部かけたら鬼盛りに。

秩父の夜景も見えました。

下界が近付くと雨が上がりました。

森の中でブロッケン。

神社から見た神々しい妙法ヶ岳。

三峰神社も参拝。

かおりんと行けなかった豚みそ丼に喰らいつく。

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