おとな女子登山部レポート奥伊勢 白嵓でフリークライミング

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投稿者
つじまい(おとな女子登山部)
日程
2020年11月02日 (月)~2020年11月02日 (月)
メンバー
東さん
天候
コースタイム
駐車地→(5)→岩場
コース状況
アプローチが短いが、急登のためサンダルでは無理。
トイレは近くのコンビニで済ませること。
Google Map

感想コメント

三重の岩場二日目は、白嵓(しらくら)を訪れた。
東さんが30年前に開拓されたというフリーの岩場だ。
全国的に雨予報だったが、この岩場は雨に強いということで来てみると、小雨でも十分登れた。
傾斜が強いので、濡れにくいようだ。

まずは東さんが草木の伐採を始めた、すると小一時間で岩場は見違えるようにすっきりと綺麗になった。
ご自身の開拓のスピードを自負されることがあるが、実際に見ると本当にすごい速さである。

まずは、私のアップで「まっ黒クロスケ5.10a」を登り、次に「仙人掌5.10a」を登った。
「仙人掌」は1ピン目が高い。必死でヌンチャクをかけクリップしたが、その後のボルトが錆びてグラグラするので、どうしてもその先へ進めず敗退した。
東さんに交代で登っていただくと、やはり、これはアカンということだった。
前日、カナトコの開拓で道具が全て車に積んであり、それらを取りに行ってボルトの打ち替え作業をしていただいた。
「仙人掌」のボルト打ち替えに追加して、「仙人掌」「モア・パワー」「シリウス」の1本目のボルトも追加された。

東さんによると、当時はボルトを1本打つのにも大変な作業だったため、できるだけボルトの本数を減らし作業効率を上げルートの本数を増やす、というのが主流だったということだ。
開拓技術が進歩した現在では、これではいけないというお話を聞いた。

「シリウス5.13a/b」は、東さんが初登した関西初5.13の有名なルートであるが、このルートはプリクリップ無しで初登されたらしい。今回のボルト追加もプリクリップ無しで登ってもらいたいという想いがあるのかもしれない。

ところで、今回私が登りたいと思っていた「モア・パワー5.11b」は やはりパワー系ルートでトップロープで精一杯であった。
私に足りないものが凝縮されたルートで、今のままではいけないと思わされたい1本だった。

東さんとのクライミングは勉強になることばかりだが、お笑いの要素が半分くらいあってお腹がいたくなるくらい笑ってしまうことも。
南紀めぐりの素晴らしい2日間だった。

フォトギャラリー

チビたボルトとハンガー

尾鷲で海鮮丼を食べる

草木を刈り取る東さん

シリウスの1本目を打ち足す東さん

サボテンのボルトを打ち替える東さん

真っ黒クロスケを登る私

モア・パワーを登る東さん

ゴチャゴチャしたホールド

モア・パワーをトップロープで登る私

サボテンを登る東さん

サボテンをトップロープで登る私

雨で濡れてきました。

シリウスの青い星

大きな蜂の巣

ノートの寄せ書きを確認する東さん

誤植を教えてくれました

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