おとな女子登山部レポートヌクビ沢経由・巻機山(1,967m)
- 投稿者
- あやや(おとな女子登山部)
- 日程
- 2022年09月21日 (水)~2022年09月21日 (水)
- メンバー
- グランフロント大阪店:山﨑
その他1名
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 桜坂駐車場(30)巻道分岐(50)ヌクビ沢出合(50)行者の滝(110)小尾根取付(30)御巻屋(5)山頂(5)御巻屋(20)避難小屋(55)6合目(80)桜坂駐車場
※小尾根取付までは雨で大幅に時間を要し参考になりませんので、昭文社のコースタイムを記載しています。
- コース状況
- ・沢は下山禁止、登りのみ使用可。
・沢登りに慣れていない場合は、念のためロープ・ハーネス等一式はあると安心。
・ヘルメット推奨。
«お手洗い情報»
ありません
- 難易度
感想コメント
10日前にも新潟へ行きましたが、前回近いながら見送った巻機山へ登りに再び上陸しました。
丁度台風14号が通過した直後の新潟。
今回は沢経由の予定なので、一旦現地へ行き、無理そうならノーマルルートから登るプランです。
夜な夜な車を走らせ登山口に5:30着。
しかし車酔いや疲れがあり6:30出発に。
コースタイムが長いルートなので、平日にも関わらず早くから数人登山者を見かけました。
ただし、誰も同じルートは誰もいないようで、私達だけ一旦水田沿いの道を進み、割引沢の取り付きまで下降しました。
轟轟と流れる水の音が聞こえて少し不安になります。
ヘルメットやハーネス、ロープ、カラビナ類なども持参していますが、相談の上今回は進むことに。
最初は足元に茫々と生えた植物の水滴で足が濡れるのでレインパンツを履いた方がいいですね。
横着者は早くも足元がびしょびしょになりました。
スタート時点で気温は12℃。幸い風が無く、そこまで寒くならなかったのが不幸中の幸い。
岩にマーキングが付いているものの、間隔が大きい箇所も有り、ルートが本当に合っているかGPSに照らし合わせながら進みます。
基本的に道は右岸にありますが、時々渡渉して左岸、右岸と進行方向を変えながら歩きます。
途中、吹上ノ滝やアイガメノ滝などいくつもの見所ある滝を見ることが出来ます。
危険個所には鎖やロープが付いているので、とてつもない緊張を強いられる箇所はありませんが、岩が濡れているため、そこまで滑りやすい岩質ではないと理解していても、やはり落ちる事が出来ない場面では慎重に進み想定以上に時間を要しました。
乾いていればもう少しサクサク歩けるのですが。。
何とか天狗岩まで来るとヌクビ沢の出合いです。
しばらくゴーロ状の河原を進み、ナメ滝を越して階段状になった布干岩を登ります。
最後の詰めは元々そうなのか、それとも台風で少し状態が悪くなったのかは分かりませんが、これまたもの凄い斜度で油断ならなかったです。
最後は草付の急登を30分ほど上がると稜線に出ます。
この辺りでやっとホッとしてヘルメットを脱ぎました。(※本当は割引岳に登りたかったのですが、時間が押していた為断念。)
巻機山の山頂は石が積まれたケルンのようなものが突如道端にある、今までに見た事がない山頂でした。
代わりに山頂10分手前に「機屋」という場所があり、こちらを山頂としているようです。標識も何故かここにあります笑。
少し長めの休憩を取ってから下山開始。
山頂以下は木道で歩きやすく、巻機山避難小屋(無人)も偵察しておきました。
この辺りから一気に晴れて来たので、青空とほんのり草紅葉が始まった山肌のコントラストを仰ぎ見ることが出来ました。
雨は降っていないものの、ガスが濃くまた沢沿いで全身ずぶ濡れになりました。
普段はドライレイヤーはトップスしか使用しないのですが、こんな時はタイツも要るな、と思いました。
全体としてはほぼ沢登に近い印象です。(米子沢という沢好きにも有名な沢もあるようです。)
ハードな山行になりましたが、希望の沢経由で登ることが出来、一緒に来てくれた同行者に感謝感謝です。
次の日は道の駅でお買い物をしながら美味しい名物を食べながら帰路に着きました。
上信越エリアの百名山は残り雨飾山と草津白根山。
今年はもう難しそうなのでまた来年です。
■本日の服装
上:ファイントラックドライレイヤー半袖 化繊長袖
下:オールシーズン用パンツ
休憩時はレインJKT
■気温
6:30 登山口(12℃) 沢ルート終始9℃前後