おとな女子登山部レポート【レポート】紅葉谷道 企業参加型共同作業体験 №4

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2023年03月10日 (金)~2023年03月10日 (金)
メンバー
神戸市・建設局 公園部の森林整備事務所
一般社団法人 神戸市造園協力会の皆様
神戸電鉄ならびに神電コミュニケーションズの皆様
好日山荘
天候
晴れ
コースタイム
有馬温泉駅(40)炭屋道分れ(15)作業エリア(15)炭屋道分れ(40)有馬温泉駅
コース状況
・特に問題なし
«お手洗い情報»
・有馬温泉駅(水洗/ペーパー有)
・六甲有馬ロープウェイ・有馬温泉駅(水洗/ペーパー有)
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感想コメント

■2023年3月9日(木)~10日(金) 丸太橋設置(丸太橋の加工・設置サポート)

登山道整備も残すところ丸太橋設置1つを残すのみとなりました。
橋に使用する木が非常に大きいため、もっぱら見学となりましたが、職人さんたちの一糸乱れぬ連携作業を間近でじっくり見る事が出来る機会でもありました。

この日一番の大きな作業となる、川に橋を渡す行程。
ユンボも使い、大々的な工事現場の様相となりました。アームがまるで人の手のように、スムーズな動きで予め切り出しておいた大木を橋へと渡していきます。

橋に使う木は今まで伐採してきた水に弱い杉ではなく、松が最適なんだとか。
檜(ヒノキ)・檜葉(ヒバ)・栗(クリ)・欅(ケヤキ)・栂(ツガ)・桐(キリ)など目的によって最適な木の種類ももっと知ってみたいと思いました。

初めて見た、伐倒のかかり木処理に使うフェリングレバー(※かぎ爪を木の幹にひっかけて木を回転されることが出来る道具)は興味深かったです。
その他、最後に周りの景観伐採のため小径木の剪定を行い、紅葉谷整備の全ての作業が終了しました。

8日間の作業でレポ―ティングした作業の他にも、路肩補修や陥没箇所補修、道標撤去や道標入れ替えなど約30箇所の修繕を行いました。
通りすがりのハイカーの皆さまにも、通行にご不便をおかけしましたが暖かいご声援を頂き非常に嬉しかったです。

最後に、改めて今回の登山道整備が登山者にとっては自分達の親しむ山岳環境がどの様に維持されているのかを知る貴重な機会であり、行政や企業にとっては地域の環境・観光資源の維持管理について知る機会となりました。

この活動をご覧になった皆様が、何らかの形で自然環境への活動参加に興味をお持ちいただり、貢献したいという気持ちになっていただけたならば幸いです。

登山道整備は範囲も広く、また長期間に渡り整備が必要なことから、持続可能な形を模索していく必要があり、皆さまの関心が気軽に実際の活動に繋がるようなシステムを考えていかなければならないと考えています。

まだまだ始まったばかりではありますが、KRTの「アウトドアのプラットフォーム」を活用しながら、私達の愛する自然豊かな山というフィールドを100年先にも残したい、そういった思いです。
様々な情報発信や参加型の企画を進めて参ります。今後もKRTの活動にぜひご注目頂ければと思います。

〇整備が完了した紅葉谷道を動画でご紹介しています。
https://www.youtube.com/watch?v=k_GzUqKSi-Q

フォトギャラリー

歩きやすいよう面を合わせます

最終日。気合入れて行きましょう!

丸太橋用の木材は前日に準備済み

ユンボも登場して大がかりな作業です

大胆かつ繊細な作業が続きます

増水しても渡渉できるよう川に橋をかけます

この辺りは手出し出来ず見学のみ

微調整はやっぱり人力

ウィンチも活躍

大きさや角度を確認中

伐倒のかかり木処理に使うフェリングレバー

私の脳内では「プロフェッショナル」のBGMが

最後はチェーンソーの復習

I井さん、上手です★

ガソリンタイプのエンジンかけるのも難しいんです

ディスプレイ用に輪切りを頂きました

残念ながら作業は持ち越しとなりましたが

全行程終了、大変お世話になりました

ぜひ神鉄に乗って、紅葉谷道を歩いてみて下さいね!

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