標高2480メートルの北横岳山頂からは、明日登頂をめざす蓼科山が頭をのぞかせていました。ここから少し下り、稜線に出ると大岳頂上に出ます。ここからの展望も美しく、紅葉に染まった景色にしばし見とれてしまいました。
正面に秩父の山々を見ながら、苔むす原生林の中を抜けるとようやく双子池ヒュッテへ到着します。山小屋は11月に入るとクローズとなるので、私たちは今年最後の山小屋泊を体験できました。悲しい恋の伝説を残す池で知られている双子池は、
原生林の中に雄池と雌池がひっそりと寄り添うようにたたずんでいます。ロマンチックな夢が見られますようにと、用意したピローとフリースのライナーに包まれて深い眠りにつきました。