日本百名山・天城山【伊豆半島】~越えるの?越えないの?天城峠~
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2015年10月19日 (月)~2015年10月19日 (月)
- メンバー
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 天城高原登山者用駐車場(10分)四辻(35分)万二郎岳(25分)石楠立(40分)万三郎岳(5分)万三郎下分岐(35分)涸沢分岐(55分)四辻(15分)天城高原登山者専用駐車場
この巡回路高低差はそれほどありませんが、距離は約9kmあります。
- コース状況
- 【天城高原駐車場~万二郎岳】
非常によく整備されています。しかし表土が薄いため、滑りやすい場所が多いのと、根がむき出しな場所が多いです。
【万二郎岳~万三郎岳】
同様に根がむき出しになっているところが多く段差の大きい岩場やはしごがあります。
【シャクナゲコース】
万三郎下分岐から四辻までの道がシャクナゲコースです。
涸沢の分岐まで下ると、細かいアップダウンがあります。美しい広葉樹林帯や白谷雲水峡のようなコケ生した場所を通るので、秋は気持ちがよいですよ。
■駐車場がゴルファー用とハイカー用で分けられています。ハイカー用は一番クラブハウスから離れた場所にある駐車場で、そこにトイレがあります。
クラブハウスのトイレを使おうとしたら「汚ねぇー格好だな」って感じで駐車場のトイレに誘導されました。さすが紳士のスポーツ!(ゴルフ大好きですが)
■水場やトイレ売店は山中にありません。買い出しは麓で、トイレは駐車場で済ませましょう。
- 難易度
-
感想コメント
あなたと・・・は、ごめんなさい!天城越えない。
高らかに友人に、「明日、天城山縦走してくるわ!」と宣言しながら天城山最高峰の万三郎岳に登頂したら満足して、縦走を断念してしまいました。マゾヒスト失格です。
細かい話をすると尽きませんが、天城山縦走するには、お金も、時間も、一緒に越えたい人もいなかったってことですね。
そんな茶番話はともかく、浜松在住で、同じ静岡県でも登山口までかなり遠い、地味百名山・天城山へ。
「天城山」と言うピークはなく、万二郎岳(1,299m)と万三郎岳(1,406m)などの総称です。とりあえず最高峰の万三郎岳に登れば天城山に登った。と言えます(たぶん・・・)
上述通り、天城高原ゴルフ場~天城トンネルを縦走するのが一番の醍醐味だと思いますが、約17kmという長丁場なので体力勝負、バスの時刻が不明確&タイト、電車を駆使しての交通費の負担額。どれをとっても、それに見合った山行になるのか?う~ん・・・
それでも縦走したい!って方は念入りな計画を練って、奮発して楽しみましょう!
アセビやシャクナゲが有名で、伊豆半島という場所の植生を考えると照葉樹林帯中心なのかと思っていましたが、山頂付近や涸沢を経由するシャクナゲコースはきれいなブナやカエデ科の高木が育つ素晴らしい広葉樹林帯が形成されています。
なので思った以上に紅葉もきれいで、今回のルート上は若干早いぐらいでしたが、山頂付近は見ごろを迎えていると思います。
スタート地点はが標高1,000mほどあるので、実質登るのは400mほどです。かなりお手軽百名山と言えるでしょう。ほとんど樹林に囲まれているため、展望がよい場所は少ないですが、富士山や東伊豆の海岸線が見えるところがあるので、空気が澄んでいれば景色が楽しめます。
クマはいない地域ですが、伊豆半島はシカとイノシシが非常に増えています。
野生動物を追い回した半生を送ってきた私ですが、今回初めて野生のイノシシに、石楠立辺りで出くわしました。
「そんなの六甲山に行けばいくらでもいるわ!」六甲山は異常です。昼間にイノシシに出くわすというのはかなり稀で、若干緊張しましたが、とても臆病なのですぐに「ブホっ!!!」と雄叫びを上げて逃げられてしまいました。
首都圏から近く、地味とは言っても人気の山なので、土日は多くのハイカーがいることが予想されます。今回は平日ということもあって3組ほどとすれ違っただけで快適な登山を楽しめました。
春から夏にかけてのシャクナゲやツツジが咲く時期が一番人気かもしれませんが、秋のゆったりとした紅葉も趣がありますよ。