氷ノ山 流れ尾~ネジレ谷BCスキー
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年02月28日 (火)~2012年02月28日 (火)
- メンバー
- 天候
- 晴れ時々曇りガス
- コースタイム
- 氷ノ山国際スキー場駐車場発7:40→スキー場トップ9:20→氷ノ山山頂着12:20~発13:05→スキー場トップ着14:40
- コース状況
- 雪量は豊富、尾根上の下草は隠れています。今回は硬い氷面の上に新雪が乗っておりトラバースにはクトーが必須でした。部分的に膝ラッセル、急斜面では氷面が近いので、つぼ足でのキックステップが決めづらい部分があります。谷筋は上部が非常に広く高度を下げると一気に狭まり、また比較的直線的なため、コンディションが不安定な場合の見極めが極めて重要。
- 難易度
-
感想コメント
雪山・BCスキーの要素がコンパクトに凝縮されたような、とても楽しめるルートでした。当日は天候に恵まれ全行程有視界の中行動でき、山頂からの展望もあり気持ちの良い一日でした。
登りの2/3はスキーを担ぐことになり、東尾根との合流までの間、所距離は短いが2箇所急勾配があります。地図上の崖マークの部分は、やや右にトラバースし崖部分の切れ目をぬけます。
今回は山頂手前のねじれ源頭部の雪原をトラバースし山頂に抜けましたが、条件によってはトラバースせずに尾根を直上が良いと思われます。当日クトーを忘れてしまった私は、新雪の下に隠れたアイスバーンに緊張させられました。
ねじれ谷上部は疎林の快適斜面で、新雪とその下に隠れるカチカチアイスを拾いながら吸い込まれていきます。徐々に谷幅が狭まり両岸の壁が立ってくるころには、谷芯はデブリでで埋め尽くされており、また今回はそれらの上に新雪が積もり、一部地雷のようにデブリのカスが在る状況で、ゴキゲンに斜面を落ちていく中その地雷にかかった私は、キレイに前方宙返りをするはめになりました・・・。
920M地点まで滑り、スタート地点のゲレンデTOPに向けて尾根2つをトラバース気味に登り返し、ぴったりスタート地点に帰着です。
*天候や積雪の状態・量などその日の状況により、特に流れ尾の急勾配部分と谷中の「喉」の部分の処理難度が違ってくることを留意しておかなければなりません。