備中で年明けクライミング 長屋坂&向こう長屋
- 投稿者
- つじまい(おとな女子登山部)
- 日程
- 2020年01月01日 (水)~2020年01月02日 (木)
- メンバー
- 東秀磯さん、奥様
Kさんご一家
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 長屋坂エリア アプローチ3分
向こう長屋 アプローチ5分~15分(エリアによる)
- コース状況
- 午前中は岩が冷たいが、午後からは日が当たってポカポカ
長屋坂駐車地付近に水場あり
トイレは無いので、済ませておくこと
杉田商店にて、クライマーズハウス予約可
- 難易度
感想コメント
国際ルートセッターの東さんからお誘いいただき、1泊2日で岡山県の備中へクライミングに行ってきました。
前日は、東邸にて年越し。
東さんの地元の和歌山では、年の瀬に鯖を食べる風習があるそうで、NHK紅白歌合戦を見ながら焼き鯖をいただきました。
暖炉をかこみながら、奥様のおいしい手料理とお酒で楽しい夜を過ごしました。
元旦。初日の出を横目に岡山へと向かいます。兵庫県からは順調に行って3時間ほどです。
備中長屋坂といえば、地元クライマーの杉田さんや東さんが中心となって開拓されたエリアで、冬でも登れる岩場として人気があります。
石灰岩の備中は敷居の高いイメージでしたが、私でも楽しく登れるグレードが何本もあり、明るく雰囲気もいいです。
駐車場からは坂を上がってすぐで、そのアプローチの良さにまず感動しました。
元旦だというのに、なかなかの賑わいで、それも北海道(!)や東京など遠征組がほとんどでした。
東さんが備中へ向かう車の中でずっと心配されていたのが、長屋坂エリアにあるテーブルとイスのことで、開拓当時、東さんが手作りで設置されたそうです。
日曜大工とガーデニング(!)がご趣味の東さんですが、ルートを1本作るより、ベンチをつくる方がはるかに大変だというお話でした。
20年モノのテーブル&イスは、長屋坂を訪れるクライマーにとって憩いの場となっています。
その傷み具合をずっと心配されていたのですが、木のイスから少し釘が出ていたのを直し、まだまだ使えそうだったので一安心でした。
長屋坂では「ザグ」や「プラナン1/10」など、楽しく登れるルートで遊ばせていただきました。
その後、お目当ての新しくできたエリア「向こう長屋」へ移動しました。
このエリアはROCK&SNOW81号で発表されています。
シニアが安全に楽しめる、がコンセプトだそうです。
まずは、一番近くの「かずら岩」へ。
左から「こけむ~す5.10d」「リメイク5.10a」「かずら坂A 5.9」「かずら坂B 5.9」とやさしいグレードが並びますが、「ジャックと豆の木5.12a」という高グレードルートが1本だけあり、東さんのお目当て。
他のルートでアップしたのち、「ジャックと豆の木」へ。さすがお見事、マスターオンサイトでした(^^)
あまり登られていないのか、核心部で木が生い茂り、岩もスナスナだったそうです。
夜は、クライマーズハウスの「木の村」で宿泊しました。
二日目は、国際ルートセッターのKさんご一家と合流。かわいい女の子2人もいっしょに登ります。
ポカポカで半袖で登れるほどでした。
この日も向こう長屋で、「モヤイ岩」で一日登りました。
左から、「角道5.10a」「プロジェクト5.12ab?」「と銀5.11b」「一手の重み5.10b」「ひふみん5.9」
プロジェクトのルート以外は傾斜も緩く、楽しく登れます。
私は、「一手の重み」がマスターオンサイトできました。
2~3ピン目が遠いのと、最後のハング越えがシビれました(^^)
プロジェクトのルートは、もう初登はされているようですが、ルート名は不明でした。
レッドポイントされたKさんによると、かなり難しいそうです。
夕方までワイワイと楽しみました!
開拓当時に苦労されたこと、開拓にかける情熱、その岩場を守っていくこと。東さんからたくさんのお話しを聞いているだけで、クライミングがもっと好きになりました。
ありがとうございました!