東海 花の山 (85)湯谷富士からアカヤシオ咲く鳳来寺山周回

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投稿者
本田 康之
日程
2024年04月15日 (月)~2024年04月15日 (月)
メンバー
イオンモール各務原店 本田
他1名
天候
快晴
コースタイム
湯谷温泉駐車場(20分)養乙女踏切(58分)湯谷富士(11分)サイコロ岩(84分)一の谷(32分)P577合流点上(41分)鳳来寺山(7分)瑠璃山(16分)奥の院(23分)鳳来寺本堂(5分)鳳来山東照宮(22分)行者越(7分)湯谷峠(19分)間伐道ウツギノ線起点(22分)湯谷温泉駐車場
コース状況
アプローチ
・国道151号湯屋温泉入口から県道439号で宇連川を渡ると湯谷温泉駐車場があります
・公共交通機関はJR湯谷温泉駅が最寄り駅

①湯谷温泉駅周辺に無料駐車場がありますが、周回するなら湯谷温泉が都合がよいです。
湯谷富士に近いのは湯谷園地になりますが、9時より(夏場は有料)
②小さな養乙女踏切を渡ったら、細い未舗装林道になります
③未舗装林道の右手にマーキングがあり、これに従い、沢を渡って対岸から取りつきます
④前半は急ですが、踏跡ははっきりしています
⑤シシ神と話せる電話は展望地ですが、標識はなく気にしないと通過します
⑥山犬の牙も展望地で標識はなく気にしないと通過します
⑦湯谷富士は展望はありません
⑦湯谷富士からは左手のマーキングを伝い、北東の尾根に入ります
⑧サイコロ岩は直登可能、ホールドは十分ですが、やや高度感がありロープを張る人もいます。右手の基部に迂回路あり、裏側から登れますが、こちらも残置ロープが撤去されていて、下るのがやや怖いかも。岩の上に幸せが転がるサイコロがあります。
⑨サイコロ岩の次は天狗の踊り場ですが、コルからヴょっとした岩場が上がります
➉天狗の踊り場から先、一服処の看板から養乙女踏切へ下山できます
⑪一服処からはシャクナゲが混じる岩場が稜線だが、はっきりした尾根で迷うことはありません。なおP446やP450の無名峰には説明版があります。
⑫この先は源平合戦ゆかりの名所をなぞえた箇所、鵯越・一の谷・屋島の砦などがあります。また大岩が何回か出てきますが、琵琶法師という看板のある岩場は直接下れないので、マーキング通リに右側から迂回して下って行きます
⑬P577の下で東海自然歩道と合流します(鷹打場からの分岐)
⑭天狗岩にある東屋は崩壊し、使用禁止
⑮鳳来寺山山頂にはベンチがあります
⑯瑠璃山は鳳来寺山の最高点で登山道は鉄階段で巻いていますが、山頂へは岩場をよじ登ります
⑰奥の院は崩壊している
⑱鳳来寺山境内にトイレがあります
⑲行者越に向かうには鳳来山東照宮から鳳来寺山パークウェイ駐車場へ向かう舗装路に出てからしばらくすると東海自然歩道の入口があり、ここを入ります
⑳行者越は地蔵様の上にある岩場の事、今回は下りでしたが、登る際は迂回路があります
㉑行者越の先で道路の上を通る橋が2回あります
㉒湯谷峠で東海自然歩道と分かれますが、やや荒れています
㉓間伐道ウツギノ線に入ると、整った林道に変わり、以外と早く進めます
㉔間伐道ウツギノ線起点からはほとんど市街地で民家もあり、舗装路に変わります
㉕立ち寄り湯は湯谷温泉の鳳来ゆーゆーアリーナが620円(火曜休:10:00~21:00)
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

湯谷富士(ゆやふじ・406m)は湯谷温泉の北側にある三角錐の山。山頂より、行程上にあるシシ神と話せる電話やサイコロ岩にあるサイコロなど面白いコンテンツが話題。
今日は湯谷温泉の駐車場からこの湯谷富士、その先、鳳来寺の鷹打場の上にあるP577を経由して、鳳来寺山へ向かい、下山は鳳来寺山の裏参道で湯谷温泉まで戻る約11kmの周回コースを歩きます。
湯谷富士だけなら湯谷園地に駐車するのがよいが、今回は周回なので湯谷温泉へ駐車し、飯田線沿いに取付を目指します。近くなると、三角錐の山が正面に見えてくるので、この山に登るのがすぐにわかります。養乙女踏切を渡った後は林道に入り、すぐに右手のマーキングに従い、沢を渡り、対岸の急坂を登っていきます。湯谷富士まではシダと岩場の急坂ですが、踏跡とマーキングで迷うことはない。途中に第一ポイントのシシ神と話せる電話がある展望地がありますが、気づかずに進んでしまいそう。実際、この上にある第二ポイント山犬の牙を通過してしまいました。湯谷富士は標識も展望もないですが、ここが山頂なのだというのはわかります。
山頂から北東に下るとほどなく第三ポイント・サイコロ岩がでてきます。サイコロ岩は右手に巻道があり、裏側からもなんとか登れますが、ホールドはしっかりしているので私は直登します。
岩の頂きには幸せ転がるサイコロがあり、展望も抜群で、湯谷温泉方面と三ツ瀬明神山方面も見えて、パノラマが広がります。この先の天狗の踊り場へ上がる岩場もやや一苦労します。第四ポイント・天狗の踊り場には鐘があります。
天狗の踊り場を過ぎると、シャクナゲと岩が混じったあやしい稜線ながらもそれほどアップダウンはありません。各ポイントには源平合戦になぞえた名前があり、2つの無名峰にも説明版があり、飽きが来ません。大岩が数回出てきて、巻道で迂回しないといけない所や馬の背のような細い岩場もあります。
サイコロ岩から2時間くらいかけるとようやく、鷹打場からくる東海自然歩道と合流し、鳳来寺山の平和なエリアに合流しました。
鳳来寺山(ほうらいじさん・684m)⇒瑠璃山(るりやま・685m)は設楽山系に属し、約2000万年前の火山活動によって噴出した流紋岩、松脂岩、凝灰岩等で構成され、古くから山岳修験道の霊山で、かってNHKが放送したブッポウソウ(コノハヅク)の鳴き声でも有名にもなりました。鳳来寺山への玄関口の一つである表参道は中腹の鳳来寺やのちに家光によって建立された鳳来山東照宮への参道でもあり、高い杉の木がそびえ立つ中、1425段の石段が続きます。
この先は以前トレースしていますが、東海自然歩道内なので階段なども設置され、よく整備されていて、登山客もすれちがいます。アカヤシオは天狗岩付近と瑠璃山の先では見頃を迎え、ちょうど目線に花があって、撮影しやすかったです。ヒカゲツツジも少しだけ見られました。
鳳来寺山からは奥の院経由で鳳来寺へ下りますが、こちらは初めて行きます。奥の院から下は岩場が多くて、下りでも時間がかかります。鳳来寺は参拝客も多く、急に街になった気分です。今日は暑いのでここで水分補給もできて、良かったです。
ここから裏行場で下って行きますので、まだ長い行程です。湯谷峠までは東海自然歩道で整備されていますが、その先は林道の延長のような道であまりいい道ではありません。川沿いまで出ると間伐道ウツギノ線という林道に出て、足早に下って行きます。この林道の起点まで来ると、舗装路に変わり、思ったより早く駐車場までかえって来れました。
なかなか充実した一日になりました。

本日の服装(春の低山)
インナーは(アイスブレーカー)半袖Tシャツ
ボトムスは(ミロ)3シーズンパンツ

②ギア
登山靴は(サレワ)「マウンテントレーナーGTX」、ザックは(カンプ)30㍑、 

フォトギャラリー

アカヤシオの見頃

湯谷富士が見えました

養乙女踏切

急坂が続きます

第一ポイント・シシ神と話せる電話にて本日の服装

湯谷富士・・標識がなくなっています

サイコロ岩

第三ポイント・幸せ転がるサイコロ岩

第四ポイント・天狗の踊り場

これから向かう稜線

源平合戦をなぞえた①ひよどり越②一の谷③屋島の砦④琵琶法師

東海自然歩道に合流

鳳来寺山

本日、歩いてきた稜線

表参道

鳳来寺山不動堂周辺

鳳来寺山本堂

行者越

東海自然歩道の為の高架橋

最後は林道歩き

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