日本一長い名前の山「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」と甲州アルプス縦走

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投稿者
大島
日程
2025年10月29日 (水)~2025年10月30日 (木)
メンバー
天候
晴れ/濃霧のち晴れ 早朝、樹氷&強い風
コースタイム
甲斐大和駅8:10発バス(60分)上日川峠(20)福ちゃん荘(40)雷岩(10)大菩薩嶺(40)介山荘(30)石丸峠(90)牛奥ノ雁ヶ腹摺山(60)黒岳(30)湯ノ沢峠(60)破魔射場(60)大谷ヶ丸(60)滝子山(30)桧平(60)初狩駅
コース状況
全体的に案内も多く歩きやすい登山道です。
大谷ヶ丸〜滝子山間は落ち葉もあって踏み跡が分かりづらく全体と比べると案内も少なめです。
紅葉は1500m前後が見頃。
湯ノ沢峠下の水場は細い。砂も混じります。

レポートに掲載できる写真には制限があり足りないので
グーグルマップのスポットにも写真が張り付けてあります。
そちらもあわせて確認してください。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

日本一名前の長い山「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」

ずっと前から気になっていたのですがなかなか重い腰が上がらす年数ばかりがたつばかりでしたが…今回、なんとな~く「甲斐大和駅」から「上日川峠」行きのバスを調べたら 平日運行期間!!!!
通常、土日祝のみのバス路線なのですが特定日のみ平日運行!!!「そうか…!今、紅葉シーズンだった!!」これは山が呼んでいる気がしたので行ってきました^^

ほぼ始発の電車に乗って甲斐大和駅に8時過ぎに到着したのですが…平日なのに大勢降車。「え…バス…乗れる!?」と思ったのですが案の定、全員載せることはできずに増便。20分程待って来た増便で上日川峠まで移動しました。(結構、くねくねとして揺れるので1時間立っているのはツラいと思います…!増便待ってよかった!)

上日川峠からはノンビリと歩いても20分ほどで「福ちゃん荘」。テント場・水場・売店・食堂もあり、もちろん宿泊も可能です。ここは大菩薩峠方面と唐松尾根の分岐にもなっていて 今日は「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」が目的ですが折角なので唐松尾根から「大菩薩嶺」を目指します。唐松尾根は稜線手前で斜度が増しますが終始歩きやすい広い登山道が続くのでマイペースに歩くとよいでしょう。上日川峠からものの1時間程度で「雷岩」に到着です。「雷岩」からは早速、富士山を望むことができ まだ山を登り始めたばかりのような人が大はしゃぎ。(うん。うん。あったあった。私も前はそうだったよ…)そんな微笑ましい風景を見ているとこちらも楽しくなってきますよね!「雷岩」から「大菩薩嶺」は往復15分程度。「雷岩」から「大菩薩峠」までは右手に「富士山」を携え眺望の良い稜線を歩きます。どこで泊まっても右に「富士山」。贅沢な場所です。

「大菩薩峠」には「介山荘」と言う山小屋があります。売店や食事もあり休憩適地になっています。もちろん、宿泊も可能です。福ちゃん荘からまっすぐくれば1時間かからないくらいなので小学生でも山小屋泊がチャレンジできそうです!「介山荘」では周辺の「山バッチ」も売っています。今日目指す「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」も売っているので購入。ついでに「シャインマスカット」も購入。1山¥500-。山でシャインマスカットなんて贅沢だわ。「介山荘」を過ぎると途端に人がいなくなります。深い森の斜面を登り、笹原の中にある「石丸峠」を越えてさらに進むこと90分。「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」に到着しました!!

独り占めでした。日本一にみんな惹かれないのでしょうか?大菩薩の後、時間と体力に余裕があればいかがでしょう?西に90分ほどで行きに通り過ぎたバス停に降りられます。甲斐大和駅始発バスで来てコースタイム通りに歩ければ休憩を入れても最終には余裕かと思います。「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」を満喫したらさらに南下します。「白谷丸」はすぐ下に眺望の良い展望台のような場所もあり、鹿が駆け回っていて自然の雄大さを味わえました。湯ノ丸峠のすぐ下には「公衆トイレ」と「湯ノ丸避難小屋」があり、水場も徒歩2分です。水場は細く、渇水期は涸れそうです。この日はパイプが外れていたので刺しなおしてみたのですがちょっと泥混じり。浄水器があった方がよさそうです。

「湯ノ丸峠」からは緩い昇り降りを繰り返しながら進んでいきます。晴れていれば富士山の眺望もさぞいいことでしょう。途中に「ハマイバ」と言うピークがあるのですが漢字表記だと「破魔射場」だそうです。男子的にはこっちのがカッコイイと思う人が圧倒的多数なんじゃないでしょうか。米背負峠」あたりは紅葉ピーク!!とてもキレイな風景にテンション上がりまくりました。「大谷ヶ丸」で分岐するのですが山頂のちょっと北側に分岐があります。山頂から下ることも可能ですが踏み跡は落ち葉で隠れてなのか確認できませんでした。その後もルートに乗っているはずなのに落ち葉の為か元々なのかはわからないのですが「不明瞭」な道が続きます。とはいえ、尾根通しなので現在位置の把握をして進む進路を間違えなければ問題ないはず…そう!「読図」が出来ればいいのです! 登山アプリ(山と高原地図、ヤマレコ、ヤマップなど)か地形図対応の地図アプリ(ジオグラフィカ、コンパスなど)があると「地図読み」が出来なくても迷うことはないでしょう。こう言った低山の一般登山道でも「読図力」が必要、役に立つ部分はありますので 「読図」を勉強しておきましょう。

「滝子山」はこの山行4つ目の「富嶽十二景」。
山頂は横長であまり大勢だと手狭になってしまう感じですが富士山がドーンと眺められる好展望地です。また少し下がると紅葉も見ごろでとてもキレイでした。「滝子山」から「初狩駅」までは2時間ほど。のこり少ない山旅を味わいながら下山していきます。舗装路に出ると15分くらいで「初狩駅」に到着。途中、商店や食堂はありません。駅前通りを20号に出ると「コンビニ」があるそうです。

「大菩薩嶺」から「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」を経て、「滝子山」を越え「初狩駅」まで約30㎞。たっぷり歩きました。緑の濃い時期も歩いてみたい縦走路でした。
ところで「秀麗富嶽十二景」…なぜ20座あるのでしょう?二十景じゃん…と思うのは私だけ?

<<今日の主な装備>>
・カリマー クリーブ30
・アンコウマウンテンワークス シット(サコッシュ・取り扱いなし)
・ローバー バルドGTX
・シナノ トレランポールNEO13.6 105㎝
・ミレー ティフォンファントムトレックジャケット(早朝~午前)
・パタゴニア キャンプリーンTWジップ(早朝)
・ファイントラック ポリゴン2ULジャケット(夜間)
・マーモット ライトリップストップシャツ(常時)
・サレワ プーエズドライT(常時)
・ファイントラック ベーシックT(常時)
・フォレストワードローブ ストレッチアンクルパンツ(常時)
・ソーヤー マイクロスクィーズ
・ソライズ デイリーコレクションSLD-02(日中)
・SOTO フィールドカイト
・SOTO サーモラト750
・エバニュー 220TiNH
・アルコールバーナー

#日本百名山 #富嶽十二景 #山梨百名山

フォトギャラリー

滝子山付近にて 鮮やかな赤

福ちゃん荘 秋の山小屋素敵ですね。

雷岩 富士山の展望台

唐松尾根 最後が急なのがよくわかります。

大菩薩峠と介山荘

苔のキレイな森。とトレラン大会のマーキング…。ちょっと多くないです?

日本一長い名前の山「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」は秀麗富嶽十二景の一座でもある。

ススキと富士山。晩秋な雰囲気ですね。

朽ちていく切株もなんだかステキ。

このあたりは晩秋の装い

標高を少し下げると紅葉になります。

朝は樹氷+強風。体感はマイナス。

濃霧の紅葉も幻想的でした。

段々と晴れてきまして

滝子山にて。登山のお供に森永瓶ラムネ。これが一番。

1500m圏はどこもかしこも紅葉

桧平。テント張ったら気持ちよさそう(ダメです。)

湯ノ丸峠の水場。パイプが外れていたので整えてきました。

今日の服装。

単独だとやりがちなカーブミラー自撮り

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