おとな女子登山部レポート熊野古道・小辺路(こへち) ~高野山から熊野本宮大社へ~
- 投稿者
- スカーレット (おとな女子登山部)
- 日程
- 2016年03月09日 (水)~2016年03月11日 (金)
- メンバー
- スカーレットの父と母
- 天候
- ☂のち☁
- コースタイム
- 2泊3日民宿泊 総歩行距離67.7 km
=は舗装路 -は登山道
1日目 St. 高野山バス停千手院橋=(5分)=金剛三昧院-(50分)-薄峠-(1時間30分)-スカイライン合流=(30分)=水ヶ峰分岐=(50分)=東屋=(1時間20分)=大股バス停
=2時間55分 -2時間20分 計5時間15分(17.2 km)
2日目 St. 大股バス停-(1時間30分)-桧峠-(50分)-伯母子峠-(2時間20分)-伯母子登山口=(15分)=三浦口バス停-(1時間35分)-三浦峠-(2時間)-西中バス停=(1時間50分)=十津川温泉
=2時間5分 -8時間15分 計10時間20分(35.4 km)
3日目 St. 十津川温泉=(35分)=果無集落-(1時間30分)-果無峠-(2時間30分)-八木尾バス停=(30分)=三軒茶屋跡-(35分)-熊野本宮大社
=1時間5分 -4時間35分 計5時間40分(15.1 km)
- コース状況
- 紀伊半島のほぼ中央部に位置する「熊野古道・小辺路」
伯母子峠、三浦峠、果無峠と1000mを越える峰を行くので登山の装備と体力が必要。
68 kmという距離と宿泊施設の少なさから、道の状況や交通機関などの下調べが大事。
集落におりるとバス停があるが、1日1~3本と少ない
バスはあてにせず、なにかあったときのために地域のタクシーを調べておく。
集落までおりるとdocomoなら電波入りました。
二日目の最後は約7 km舗装路ですので、お宿の送迎を頼むこともできます。
・日本一距離の長い路線バス「八木新宮バス」の大和八木駅行きは本宮11:20発が最終
本宮大社前 11:20 - 十津川温泉12:14 - 五條駅15:10 - 八木駅(終点)16:34
・今回本宮から十津川温泉まではタクシーで戻りました。
(2016年3月30日までに十津川で宿泊するとバス代無料)
本宮大社前 -(タクシー30分5000円)- 十津川温泉15:50 - 五條駅(終点)18:45
・三重・名古屋方面へはバスで新宮駅まで行き、JRきのくに線の特急を利用する。
本宮大社前 14:23 - 新宮駅 15:44 新宮駅 17:28 - 名古屋20:48
新宮からは20:30発、横浜・新宿・池袋・大宮にとまる夜行バスが出ているらしい!
秘境から直接都会へ・・・
- 難易度
感想コメント
約1200年前に弘法大師(空海)が開いた真言宗の総本山が「高野山」
熊野古道で目指す三つの社を「熊野三山」と呼んでいます。その一つが「熊野本宮大社」
多数道がありますが、今回はその高野山と本宮大社を最短で結ぶ「小辺路」を歩く。
7~8割は整備された歩きやすい山道です。トレッキングシューズをおすすめします。
山と渓谷社さんの「世界遺産の参詣道 熊野古道を歩く旅 755㎞」にまたお世話になりましたが、
詳細が分かりにくい・・
高野山千手院橋バス停前の観光案内所で十津川村が発行しているパンフレットをGetしてくだされ~
1日目、雨で6時間全身ずぶ濡れ状態で過ごし、体力が奪われる。小辺路は行程が長い分なだらかな道が多く、東屋も2ヶ所あり、民宿かわらび荘さんにも非常に助けられました。
2日目、雨がやんでいて「ほっ」としていると、霧が立ちこめてきて標高1000mを越えると樹氷がびっしり。寒気の流入で、ぐっと冷えた冬山でした。
伯母子岳には登りませんでしたが、最近日本200名山踏破された田中ようきさんが来たようです!寒すぎて今回は余裕なし・・
二つ目の三浦峠もちゃんと山歩き。
十津川温泉でちょっといい宿に泊まって11時間35 km歩いたご褒美。
鹿肉とアマゴ(3月1日解禁!!)いただきました。
3日目、ようやく気温もおちつき、ふつう(?)の山登りができました。果無峠越えは見所たくさんで、この区間だけ訪れる方も多いよう。当日も平日ですが、奥様20名がガイドさん付きで楽しまれてました。
奥様が「ここ(果無峠)は、一生来ないから」と言うと、みんなで大爆笑。関西やなぁ~
熊野本宮大社は、関西・中部の方は一度は訪れてほしい!
77 km歩いたからというのも大きいですが。何とも言えない感動がありました。
伊勢路もあと二日で那智大社です。大詰めですね。
奈良・三重再発見の旅はつづく・・