おとな女子登山部レポート下越の谷川岳・御神楽蝉ヶ平ルート

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
日程
2016年05月24日 (火)~2016年05月24日 (火)
メンバー
GR田中
天候
晴れ
コースタイム
蝉ヶ平登山口(70分)湯沢の出合(100分)高頭(60分)湯沢の頭(40分)雨乞峰(10分)御神楽山頂(5分)雨乞峰(60分)第二徒渉点(40分)室谷登山口
コース状況
・湯沢の出合は明確な標識あり。登山口から出合まで半分進んだ右手尾根に紛らわしい赤テープがありますが、そのまま出合まで渓谷沿いを真っ直ぐ進みます。
・岩稜登りは鎖も岩もしっかりしているので思ったより登り易いです。
・湯沢の頭を越えてから右手にトラバースする場所があります。ロープが中途半端で足場も悪くこのコースの核心部だと思いました。
・山菜の採れる今の時期だけなのか、室谷に入る場合は室谷集落手前の道路沿いにて入山料1000円(!)を徴収されました。
難易度
Google Map

感想コメント

 壮大なスラブの眺めを堪能できる御神楽岳の蝉ヶ平ルートを登ってきました。この日は暑く、毛虫はいるわ、藪漕ぎあるわ、ただでさえ難ルートなのにさらに大変な思いをしました。このコースは涼しい秋がお薦めです(^^ゞ

 ピストンするツワモノもいるようですが、私は安全を考慮して下山は室谷コースへ。実際登ってみて蝉ヶ平を下るのは御免だと思いました。

 序盤は沢に沿って歩いて行きますが、沢の底がどんどん深くなり高度感がみるみる上がっていきます。際どいへつりも多いのですが、そういう場所に限ってヒメサユリやヒメシャガなどの可愛い花が咲いているのでついつい見とれてしまいました。
 湯沢の出合を過ぎると、木々の間からスラブの大岩壁が見えます。こんな所にこんな景色が広がっているなんて驚きです。人里離れた遠くの秘境までやってきたような気分を味わえます。この先は急登と岩場が続き、高度が上がるにつれ暑さも増すのでバテないよう水分と塩分をこまめに摂るようにしました。岩場ばかりと思えば、ほぼ藪のような場所もありうんざり。ここでは長袖に手袋は必須です。

 長い登りの末に漸く雨乞峰、そして頂上へ。昨年の夏に訪れた時はガスに隠れて見ることのできなかった
スラブが一望できました。圧巻で引き込まれそうになりましたが、やっぱり下りは御免です。

 下山後は落ち着いた古民家風のブナの宿・小会瀬で日帰り入浴(500円)がおすすめ。手打ち蕎麦も堪能できます。

フォトギャラリー

湯沢の出合を過ぎて断崖の稜線を辿る

蝉ヶ平登山口からすぐスラブが現れます

絶壁に咲くヒメサユリ。

いきなり崖の道で冷や汗。

際どい場所にはロープが。

滑らないように慎重に。

このマーキングに騙されました。冬ルートの名残?無視して真っ直ぐ進みます。

ここが出合。

木の間から岩壁が。

圧巻です。

ホールドは意外にしっかりしている。

日差しが強くなってきた。

絶景かな。

今度は木登り。

休憩してまた登り。

馬の背。クライマーは余裕です。

微かに雪を湛えた飯豊が見えました。

藪にはウンザリ。

核心部のへつり。闇雲に草を掴まず体を壁に預ける感じ?。

雨乞峰から来た道を俯瞰。

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