おとな女子登山部レポート黒部峡谷、下ノ廊下　紅葉、見頃です。

下ノ廊下は、富山県の黒部峡谷沿いに造られた、水力発電のダム建設のための水平歩道のことで、通り抜けるためには黒部ダム～欅平（けやきだいら）駅の全長約２５ｋｍを歩きます。
この区域は豪雪地帯で、年によって違いますが、雪がなくなる１０月頃にしか通りぬけることはできません。紅葉の時期と重なり、渓谷美を求めて、たくさんの登山者が集まります。
さらに、去年は開通されなかったということもあり、今年は特に混雑が予想されています。

今回は一泊二日テント泊で、黒部ダムから下りていくコースで欅平へ。
雨は午前の早いうちだけ強く降る予報でした。

雨は降っていましたが、ガスがなかっただけでもうれしい。
険しい渓谷の景色が本当に素晴らしかったです。
斜面の中腹に走る一本の筋は、まさに断崖絶壁を削ってつくられた道というかんじで、足場は狭く高いのが苦手な人にとっては拷問でしょう・・。
どうか滑りませんように、と願いながら歩きます。
長い長い水平歩道を歩いて阿曽原温泉へたどり着くと、お待ちかねの温泉(^^♪
男女で時間交代です。
噂通り、開放感のある素晴らしいお風呂で、石鹸で洗うことも可能でした。さっぱり。
この日は、私たち含めて５張のテント。小屋も３０人ほどだったそうで雨のせいで少なめでした。
（前後の日は１００人の宿泊だったそうで・・。）

二日目は、午前中天気もよく、快適。
一日目ほど危ないところもないので、紅葉を楽しみながら歩きました。
欅平～宇奈月温泉のトロッコに乗って下山しました。