おとな女子登山部レポート屋久島0to0 2日目縄文杉

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投稿者
つじまい(おとな女子登山部)
日程
2016年11月29日 (火)~2016年12月02日 (金)
メンバー
つじまい
天候
晴れ
コースタイム
山行6時間6分
07:13出発
白谷山荘→(36分)→辻峠→(41分)→楠川分れ→(62分)→大株歩道入口→(26分)→ウィルソン株→(97分)→縄文杉→(19分)→高塚小屋→(85分)→新高塚小屋
14:29到着
コース状況
トイレ 白谷小屋 小杉谷山荘跡 大株歩道入り口 高塚小屋 新高塚小屋
※ペーパー必要です
難易度
Google Map

感想コメント

二日目は、夜明け前に白谷小屋を通る方の声で目が覚めました。
ほかには宿泊者がおらず心細かったので、朝が来たことがとてもうれしかったです。

寒いですが小屋のすぐ前にある水場で顔を洗い、7時ごろに出発しました。
屋久島の好きなとこは、水に困らないことです。
いたるとこに水場がありますので、飲んだら汲み、というかんじで水の荷物がいりません。
そして、すごく美味しいのです。木のミネラルをたくさん含んだ水を飲むたびに、とても元気になりました。

前日お散歩ついでに太鼓岩まで行きましたが、追いついた先行の方々と話しているとまた行きたくなって再び往復。
宮之浦岳には雲がかかっていましたが、この日もお天気は最高でした。

楠川分かれで、目をつむっても歩けるようなトロッコ道と合流しました。
大株歩道入り口からが本格的な山道となります。
この日は、避難小屋に設置されているトイレのし尿搬出作業をされており、大きなタンクを担いだ歩荷さんが一生懸命運んでおられました。
休憩されている歩荷さんに聞くとタンク2個で40kgくらいとおっしゃっていました。
屋久島のトイレ問題は深刻で、登山者が増加するにつれてそのし尿搬出コストも増えます。
し尿搬出量は年間1万リットルで、2000万円の費用がかかります。
入山される登山者の方は、500円程度の募金をする、携帯トイレを一回は使用する、等の協力が必要です。

倒壊した翁杉、切り株のウィルソン株、大王杉、夫婦杉。
有名な杉たちが続々とあらわれ、飽きることがありません。
屋久島だと名前のついていない杉も、ほかの山ならご神木扱いされるような迫力です。

そして、「屋久島といえば・・」の縄文杉に到着しました。

日帰りのトレッキングの方々は、だいたい同じ時間に着くようで、鑑賞デッキはとても賑わっていました。
縄文杉コースも、ほとんどの方はガイド登山。
屋久島のガイドさんは、ただ道を案内してくれるだけでなく屋久島の植生、歴史、おすすめの店など。
ガイドブックには書いていない情報を惜しみなく教えてくれますよ。

この日も泊まりでまだまだ時間があったので、小一時間ほど縄文杉の観察。
ガイドさんに縄文杉の中には顔があるよと教えてもらったので、心の中で話しかけてみたりしました。
発見されている日本の杉の中では樹齢・胴囲ともに一番の縄文杉。
1966年に発見され、樹齢は2600年~7200年の間といわれています。
少なくとも紀元前からここに存在し、生き続けている神様のような木です。

名残惜しいですが、じっとしていると冷えてきますので、宿泊予定の新高塚小屋に向けて出発。
縄文杉から新高塚小屋までは2kmほどで、急な登りとなり森も深くなります。
可愛いヤクシカがひょっこり出てきて、和みました。

新高塚小屋は、とても快適な避難小屋ですが、せっかくなのでこの日もテント泊。
他には二人の登山者が小屋に泊まっていたようでした。

フォトギャラリー

大きな切り株の中から見えるハート

暗い森の中を出発

太鼓岩、再び

森が明るくなると

トロッコ道に合流

岩の展望台から翁岳

2010年に倒壊した翁杉

し尿運搬の歩荷さん。ありがとうございます。

大きな切り株

道はとてもよく整備されています。

大王杉

仲良しの夫婦杉

縄文杉

顔わかりますか?

細部を観察中

ヒメシャラの森

あら!こんにちは

新高塚小屋の前のデッキにテントを張る

トイレ、とてもきれいでした。

満点の星空

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