おとな女子登山部レポートマナコ谷から雪景色の桧塚奥峰へ 台高山脈
- 投稿者
- つじまい(おとな女子登山部)
- 日程
- 2017年01月11日 (水)~2017年01月11日 (水)
- メンバー
- GRなんば 石田
- 天候
- くもり、強風
- コースタイム
- 08:53出発
駐車地→(159分)→桧塚奥峰→(92分)→駐車地
14:12到着
- コース状況
- 青田発電所から、千秋林道に入ると落石等が多く注意。
木屋谷雨量観測所横に駐車。
林道にチェーンがかかっており、登山口まで約30分歩き。
稜線では一部氷結があり、下山時にチェーンアイゼンを付けました。
大阪方面の方は、たかすみ温泉(東吉野村)が帰りに便利。
入浴料500円、木曜日定休日。
- 難易度
感想コメント
明神平でソリ遊びをしようと大又林道終点まで行きましたが、林道のねこぶち橋工事のため17時まで車が出られないとのこと。
せっかくなので、違うアプローチから明神平へ行くことに。
前から気になっていた千秋林道(マナコ谷)の方へ車を走らせました。
一時間半の時間ロスですが、行けるとこまで行きましょう、と出発です。
登山口まで1キロ半くらいでしょうか。ウォーミングアップにちょうどよい林道歩きで、雪はあるかな?どうかな、と話しながら歩いていると、登山口の目印が見えました。
登山口からしばらくは、道が荒れており、崩れているところや倒木を何度もまたいで行きます。
難所を過ぎると、あとはひたすら九十九折の植林の道。
ずっと同じ景色が続き、飽きてしまった頃に道が白くなってきました。
雪があるだけで、それはもう、うれしい!たのしい!大好き(^^♪
暗い森林の奥に真っ白の世界が見えました。
白い稜線に風が吹き荒れ、思わず、ここどこ!?の景色です。
エビのしっぽは育ちに育ち、岩は凍り付いています。
ふかふかの新雪が足首~膝下まで積もっていました。
こんなに雪があるなら、スノーシューを持ってきたらよかった・・と後悔ですが、
みんな大好きノートレースの稜線歩きです。楽しくないはずがありません。
少しやせた岩尾根があり用心して越えると、主稜出合となり桧塚と桧塚奥峰の分岐点となります。
ガスで先が見えない上に、道標は凍り付いて読めないため、GPSで確認して桧塚奥峰の方へすすみました。
素晴らしい霧氷の森に入ると、すぐに桧塚奥峰(ひのきづかおくみね)山頂です。
私は二度目で、前回は明神平から来ました。
桧塚奥峰は標高1420mで、奈良県と三重県の境、台高山脈の派生する尾根上にあります。
他の府県との境界上にある山を除けば三重県の最高峰。
天気がよければ、360度さえぎるものもない展望ですが、ガスでしたので、心の目で・・
11時半ごろでしたが、明神平は諦め、ここで折り返すことにしました。
風が強く凍えてくるので、よい機会と思いツェルトを張って、しばらく中にいました。
温度計はマイナス9度。
下山するころには少し天気が回復し、展望が開けてきました。
霧氷がとても美しく、何度も立ち止まってしまいます。
稜線の下に暗い森が見えてくると、名残惜しくなりました。
予定通りの明神平なら、このような景色は見れなかったので、結果的によかったと思います。
登山者は他におらず、秘境の山行でした。
山では風が強く食事できなかったので、駐車場でごはんを作って食べました。
冷えた体を温めにお風呂(^^)大阪側から来られた方は、東吉野村にある、たかすみ温泉がおすすめです。