おとな女子登山部レポート丹波修験の山 多紀連山(三嶽&小金ヶ嶽)
- 投稿者
- つじまい(おとな女子登山部)
- 日程
- 2017年03月14日 (火)~2017年03月14日 (火)
- メンバー
- グランフロント大阪店 渡部さん
- 天候
- くもり、時々晴れ
- コースタイム
- 11:09出発
大タワ駐車場→(48分)→小金ヶ嶽→(218分)→三嶽→(25分)→大タワ駐車場
16:09到着
- コース状況
- 大タワに無料の駐車場あり。
トイレ 大タワ、三嶽山頂下、鍔市ダム公園
- 難易度
感想コメント
兵庫県篠山市北部に連なる多紀連山。
その稜線は中央分水嶺であり、東西20kmに及びます。
また、多紀連山は多紀アルプスともよばれているほど、険しい岩場が多い。
平安時代末期から中世にかけて修験道の行場として栄えていたそう。
役行者が切り開いた修行の道を歩く、ということでわくわくしますね。
まずは、フォレストアドベンチャーのある大タワから、小金ヶ嶽へ。
よく整備された植林の登山道を登っていくと、しだいに岩が多くなります。
鎖のある岩場が続き、楽しい!最高!!とテンション上がります。
小金ヶ嶽までは、わりとあっという間に到着。
山頂では、360度の展望で、これから行く三嶽も望みます。
ここから一気に、バリエーションコースで鍔市(つばいち)ダムへ下りていきました。
踏み跡はあるものの、急な坂道で落石や沢への滑落に注意が必要。
道に出るとダムの西側をぐるっと歩き(あとから知りましたがここはバス釣りで人気があるそうです)
三嶽登山口へ。
急な登りは初めだけで、尾根にのると平坦な道になります。
しばらく歩くと大岳寺跡がありました。
大岳寺跡では、どちらも役行者が開祖となる三嶽と大峰の因縁の歴史を知ることに。
大峰修験は衰退する一方で、三嶽修験は栄えていたそう。
そんな中で大峰側が、三嶽側に登山の催促をしたが応じなかった。
怒った吉野の山伏三百人で大岳寺を含む三嶽の寺々を焼き、滅亡させたとのこと。
修験者同士でも争うことを初めて知り、なんともいえない気持ちになりました。
三嶽山頂では、石の祠があり、中に入ることができます。
祀られているのはやはり役行者。
三嶽(793m)は、三岳、御嶽、御岳とも表記されます。
広くなだらかな山頂で、役行者に思いを馳せながら、のんびり過ごしました。
下山後は国領温泉助七さんへ。とてもいいお湯でおすすめです。