おとな女子登山部レポートDay Trip to 焼岳
- 投稿者
- あやや(おとな女子登山部)
- 日程
- 2017年07月18日 (火)~2017年07月18日 (火)
- メンバー
- 単独
- 天候
- 曇り時々雨
- コースタイム
- 帝国ホテル前(30)焼岳登山口(100)焼岳小屋(70)山頂(50)焼岳小屋(90)焼岳登山口
- コース状況
- ・山頂直下は岩稜帯となりますので、落石・噴火口には気を付けて下さい。
・虫が多いです。防虫対策をしっかりと行って下さい。
・登山届ポストは田代橋を渡ってすぐの西穂登山口にあります。
・焼岳小屋で無料のヘルメット貸出しがあります。
・気象庁の噴火警戒レベルなど事前に調べてからの入山をお勧めします。
≪お手洗い情報≫
・上高地周辺(水洗/ペーパー有・チップ制)
・焼岳小屋(簡易/ペーパー有・チップ制)
- 難易度
感想コメント
久し振りに百名山に行ってきました。
最近どこを見てもあまりお天気が良くないので、実はまだ行ったことのない焼岳(2,455m)へ。
別名硫黄岳とも呼ばれています。
特にオールスター揃いの北アルプスの中では少し地味な焼岳ですが、みんな大好き上高地の代名詞的存在の大正池の姿を作り出したのは実は焼岳なんですね。
※1915(大正4)に焼岳が大噴火をおこし、その際に噴出した多量の泥流により梓川が堰止められて出来たそうです。
さて、アクセスですが初めて大阪⇔上高地を結ぶ高速バス「さわやか信州号」に乗ってみました。
乗り物の中で寝たりするのは苦手なのですが、ベネクスリカバリークロス&アイマスクを持って行ったので
リラックスする事が出来ました!!
私の手放せない旅道具の1つです。
6時前に帝国ホテル前(焼岳へはこちらの方が登山口が近い)で降車し、約30分で上高地経由の登山口に着きます。
途中、案内板を見ると7/14に田代湖の近くでツキノワグマの目撃情報(しかもお昼)がありましたので、
上高地周辺を散策される方は注意が必要です。
早速登山口から歩き出そうとすると小雨がパラパラと降ってきました。
ただ、最初は樹林帯ですので気にせずウィンドブレーカーで歩きました。
気温は15℃前後でしたので、まだまだ快適です。
前半は比較的歩きやすく、傾斜もあまりありませんが、峠沢の左岸は切れ落ちていますので突風や濃霧の場合は少し注意が必要です。
昭文社のコースタイムが少し甘めなのか、思ったより早めに焼岳小屋に着きました。
小屋の外で少し休憩をしていると、スタッフの方から「寒いので中で休憩しませんか?」と温かい声を掛けて頂きました。
が、ここで中に入ってしまうともう登山スイッチが切れてしまうので、山頂を踏んでから立ち寄らせて頂く事にしました。
ここからが意外と長かった。
最後はおどろおどろしいザレた岩の中を進んでいくのですが、ふと掴んだ岩が熱く、横から蒸気が噴出していたり・・・やはり活火山なのだとヒヤリとする場面も。
山頂直下で最後の一休みをしていると、上からダックスフンドが降りてきました。
聞くと中の湯の方面から歩いてきたとのこと。
今まで柴犬など足の長い(!)犬は見たことがありましたが、ダックスは初めてです。
それでも、足の心配よりむしろ犬の嗅覚で果たして硫黄の臭いはどう感じているのだろう、と思いました。
山頂はガスっていたので、もはやガスなのか蒸気なのか分からない状態でした。
見たかった北峰の爆裂火口も全く見えませんでした。
風速もかなりあったので、10分程登頂者と話した後すぐに下山しました。
小屋まで戻り温かいココアで一休みしてからラストスパート。
予定よりかなり早く上高地に着いたので、買い物や周辺を散策して帰路へ着きました。
帰って荷物を広げるとやはり硫黄臭い。すぐに洗濯しました。
変化に富んだとても面白い山でしたので、また行ってみたいです。
■本日の服装
上:スキンメッシュ半袖 化繊ハーフジップ 薄手JKT
下:タイツ ハーフパンツ
■気温
7:00 登山口(16℃) 8:15焼岳小屋(13℃)