おとな女子登山部レポート猛暑日のリハビリ登山・稲包山

投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
日程
2025年06月17日 (火)~2025年06月17日 (火)
メンバー
単独
天候
曇→晴れ
コースタイム
西武クリスタル前バス停(30分)三国山登山口(30分)三国峠(25分)長倉山(60分)キワノ平ノ頭(80分)稲包山(60分)三坂峠(50分)駐車スペース(60分)西武ヴィラバス停
コース状況
○越後湯沢駅からバス出ています。赤湯経由の苗場山や平標山と同じ路線です。
○三国山登山口は三国街道の三国トンネルの中間にあります。駐車スペースは3台ほど。下山した旧三国スキー場登山口には駐車スペース5台ほど。ただ道路はかなり手前で通行止めとなっていました。
○三国峠から笹藪が深いところもありますが道は明瞭です。時々鉄塔の巡視路があるのでそちらへ迷い込まないように。
○ガランノ沢5mほど渡渉あり。増水時は難しいと思います。渡渉後は舗装道まで沢水が染みた泥濘の道となります。
難易度
Google Map

感想コメント

 急に暑くなって、登山のモチベーションが下がり気味だったこの頃。このままではいけないと落ちた体力を鍛え直すため、リハビリ登山に向かったのは上越国境の三国山界隈。周辺には人気の平標山はじめ谷川岳の峰々が聳え、夏にはフジロック、冬にはスキーで賑わうエリアです。
 ニッコウキスゲなど高層植物が花開く季節なので、越後湯沢駅発のバスには平標山や仙ノ倉山へ向かう登山客ばかりでした。終点の三国街道で降りたのは私だけ。長年気になっていた稲包山へ、三国山から登ろうという計画でした。
 最近話題のぐんま県境トレイルの一座であり、昔登った白砂山と谷川主脈の延長にある山というのが何とも魅力的。花もきっとたくさん咲いているだろう。眺めも良いだろうし、この山に登ればまた登山の魅力を思い出すだろう。名の知れた山でもない稲包山に過剰な期待を寄せて、蒸し暑い登山道をジグザグに登り始めました。

 この日は梅雨が空けたような暑さで、最初のポイントの三国峠に着いた頃には水浴びしたような汗をかいていました。北上すれば三国山山頂と平標山ですが、敢えて南下し鬱蒼とした笹の茂みに足を踏み入れました。足元にお花畑は無くほぼ笹の海をかき分け歩きます。花も無いし人もいないし、三国方面に戻るべきか何度か振り返りましたが、足が勝手に未知との遭遇を求めて進んでいきました。
 笹で足元が見え辛く照り返しが眩しいので、休憩がてらポールやサングラスの準備していたら、うっかり笹の海にサングラスを落としてしまいました。落とした場所の検討はついていたので、ゆっくり整えてから探し始めると...おかしい。いくら探しても見つかりません。10分が過ぎ、20分が過ぎ、高いサングラスだったので諦めがなかなかつきません。とうとう30分経ってしまい泣く泣く諦めました。サングラスを山で無くしたのはこれで何度目でしょう。落とすと致命的になるギアではありませんが、失せ物には本当に注意しなければなりません。反省。

 気を取り直して歩みを進めます。アップダウンが多く山頂へ着いた頃にはへばってしまいました。日頃のトレーニングもサボっていたので、また気持ちを入れ替えて頑張らなくては。
 山頂は360°ぐるっと開けていて、谷川岳や長野県境の白砂山、新潟や日光の山も見渡せました。期待していたお花は乏しかったですが、爽快な夏の山並みを見ていたら、心の錆がすっと消えていくような感じがしました。

 ガスが湧いてきたので山頂を後にして今度は白砂山方面へ下ります。健脚であれば白砂山まで行けるでしょうが、私は分岐を新潟方面へ戻りました。
 山を下りると沢を渡渉し、その先はだらだらと嫌らしい泥濘道をしばらく進みます。深い箇所もあるのでハイカット靴にして正解でした。道路に出た頃には足元はすっかり泥んこに。替えのサンダルに履き替え、最寄りのバス停まで1時間ほど歩いてリハビリ登山終了となりました。

【使用ウエア】
ベース▶ミレー/ヘザーメッシュクルー
アンダー▶ファイントラック/ドライレイヤークール
パンツ▶ノースフェイス/バーブライトパンツ
ウィンドシェル▶ノースフェイス/スワローテイルフーディ
シューズ▶ダハシュタイン/スーパーフェラータ
ザック▶カリマー/クリーブ20

フォトギャラリー

平標山と仙ノ倉山が見えます。まだ残雪ありますね。

三国街道のトンネル横を歩いて登山口へ。

トンネルの切れ目に登山口あります。

三国峠には小さなお社がありました。

タニウツギのピンクがきれい!

平標方面に背を向けて稲包山へ向かいます。

赤城山や日光の山が見えました。

鉄塔の横も通ります。

ピンぼけマイズルソウ。たくさん咲いてました。

暑い!もう真夏みたい。

稲包山見えてきました。真ん中のとんがりを目指します。

鉄塔巡視路と間違えないように。

期待していたほどお花はありませんでした。久々のウラジロヨウラク。

やっと山頂。鹿の角がそえられてました。

谷川連峰には残念ながら雲。

下山途中の稲包山。ガスに覆われ始めました。

反対側にはぐんま県境トレイル縦走路が。

白砂山へは頑張って歩かないとたどり着けません。

渡渉は対岸までそれなりに距離ありました。

奇岩のちょうちん岩。登れるのかしら。

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