2020東北遠征№1 蔵王山
- 投稿者
- あやや(おとな女子登山部)
- 日程
- 2020年08月06日 (木)~2020年07月06日 (月)
- メンバー
- その他1名
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 刈田駐車場-リフト乗り場-馬の背(30)熊野岳避難小屋(10)熊野岳(1840.3m)(30)-リフト乗り場-刈田駐車場
- コース状況
- ・砂と岩の多い道ですが、ローカットシューズでも歩けます。
・遮るものがありませんので強風時は注意が必要です。
・蔵王刈田リフト 往復750円/片道450円
«お手洗い情報»
・刈田駐車場(ペーパー有/バケツ水洗)
- 難易度
感想コメント
2年振りの東北遠征です。
例年ですとお盆前までは比較的天候も安定しているので、間違いないと思い早めに飛行機の予約をしていたものの、梅雨明けが遅かったせいか予定している日程は微妙な天気。。
まあ、また変わるかもしれないと思い初日は空港からレンタカーでまずは蔵王山(熊野岳)へ向かいます。
百名山でもある蔵王山は主峰熊野岳をはじめ、刈田岳、鳥兜山などの成層火山群の総称だそうで蔵王山という山が存在する訳ではありません。
大きく3つのエリアがあり、今回は南蔵王と呼ばれる高山植物が多くのんびりと出来る場所から登る事にしました。
アクセスについては、山形県側と宮城県側どちらからもバスが利用できますが、便数が少ない為やはり車が便利です。
蔵王エコーラインを経て刈田駐車場へ。すぐにリフト乗り場があり観光地としても人気ですが、コロナの影響かそこまで多くの観光客や登山客はいませんでした。
一人乗りのレトロなリフトで5分程空中遊泳を楽しみます。
ざらざらとした山肌と起伏のない平坦な道は足慣らしにはぴったりというより少し物足りない?!
道中の看板には熊注意の案内板がありました。こんな隠れる場所がないような場所でも熊が出るのだと少しびっくりしました。
今年は登山者が少ないせいなのか各地でクマ出没のニュースが出ていますので、熊鈴は必携ですね。
蔵王の代名詞的な存在の“お釜”は約3万年前に山体崩壊が発生し、カルデラが形成された後、東側が崩壊して現在の馬蹄形の外輪山となったそうです。
お釜の中の水の色は時間ごとに少しずつ変化する様も見ていて飽きませんでした。
道中の岩礫帯には7月はコマクサが咲き乱れますが既に終わりを迎え、葉だけがパセリのように生えていました。
あまり汗をかくこともなく到着した平坦で広い山頂は蔵王山神社があり、主祭神の須佐之男命が祀られています。
本来であれば東北のオールスターの山容が確認出来るほど景色が良いのですが、今日は何も見えませんでした。のびのびと続く縦走コースもあるようで、いつか歩いてみたいです。
たまたま出会った地元ガイドさんに齋藤茂吉が残した歌碑
“陸奥をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ”
の解説と、明日以降に登る栗駒山と月山のアドバイスを頂き下山しました。
トンボがたくさん飛んでいたのですが、もう初秋なんだそうです。
夏山本番の気持ちでいましたが何だか肩透かしを食らった気持ちです。。
今回のコースは本当にお手軽なので、ちょい旅としても、初めての登山にも良いコースだと思います。
№2に続く
■本日の服装
上:ウール半袖(150ウェイト)
下:春夏用パンツ
■気温
22℃前後
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。