小谷山(おだにやま)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年12月29日 (土)~2012年12月29日 (土)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
小谷城登山口-(30分)-上の登山口-(15分)-赤尾屋敷跡-(20分)-小谷城本丸跡-
(10分)-京極丸跡-(30分)-清水谷分岐-(5分)-月初丸(げっしょまる)跡-(5分)-清水谷分岐-(15分)-小谷山山頂(大嶽城址)-(20分)-福寿丸跡-(10分)-山崎丸跡-(25分)-小谷城登山口
コース状況
本来は豪雪地帯のはずですが、まだ雪はほとんどなく、コース上特に難しい箇所はありませんでした。この日もかなり暖かかったです。
ただ、1月~3月はラッセルを強いられるほど雪が積もるということなので、十分な雪山装備をしていってください。また、クマやイノシシがよく出るという地域なので、鈴やラジオは必ず持っていくようにしましょう。
難易度
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感想コメント

戦国武将・浅井氏の居城、小谷城があった山で、低山ながら歴史とロマンに溢れる山です。織田信長の妹・お市の方を娶った浅井長政が、義兄である信長と激しい戦を繰り広げ、この地に散った話は有名で、ハイキングと史跡巡りが好きな方にはたまらないエリアだと思います。
この山で最も魅力を感じたのは、2つの尾根でしょうか。谷を挟んで南に延びる、その長く美しい尾根は、麓から見てもすぐにそれが小谷山だと分かるような雄大さを誇っています。山城跡は、その地形を最大限に活かし、展望がきく場所、守りやすい場所などの要所に散在しています。今はその跡地と石垣がわずかに残る程度ですが、自然散策が好きな方、歴史好きの方は、この北近江の地に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ただ登るだけならそれほど時間はかからない山ですが、そこここに建つ説明書きをじっくり見ながら行くと、案外時間がかかるので、時間に余裕をもって出掛けるようにしてください。

フォトギャラリー

小谷城登山口。

結構急な坂を登り始めます。

途中、車道を横切る所もあります。

上の登山口。ここまで車で入ることもできます。

首据石。長政の祖父、亮政(すけまさ)が、敵と内通していた部下を斬り、見せしめのために、ここに首を据えたといいます。

赤尾屋敷跡。信長に攻められた長政は、ここで自刃したと言われています。

浅井家のための立派な供養塔もあります。

本丸跡。今は曲輪(くるわ)が残るのみです。まさに、兵(つわもの)どもが夢の跡。

小丸跡。長政の父、久政が自害した所と伝わっています。

当時の石垣が残っている所もあります。

2つの尾根の間に位置する清水谷への分岐点です。

ここからは、しばらく急な階段が続きます。

後ろを振り返れば息吹山が堂々と聳えます。疲れを癒してくれる眺めです。長政やお市の方も、この景色を眺めたのかもしれません。

頂上に到着です。ここには、大嶽(おおずく)城という城も建っていたそうな。

低山ながら豪雪で知られる小谷山も、まだ雪はほとんどありませんでした。

山頂からは西尾根を下ります。明るく、気持ちの良い林です。

福寿丸跡。浅井氏の援軍に駆け付けた、朝倉氏が建てた砦だそうです。

山崎丸跡。こちらも朝倉氏が建てた砦跡。曲輪だけ見ると、結構規模が大きかったように思えます。

車道に出て、

小谷城登山口に帰ってきました。とても満足のいく山旅でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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