新緑のブナ林 能郷白山(のうごうはくさん)[能郷谷ルート]
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2013年06月16日 (日)~2013年06月16日 (日)
- メンバー
- 天候
- 晴れ ※山頂付近はガス
- コースタイム
- 林道ゲート→(65分)→能郷谷登山口→(130分)→前山→(60分)→能郷白山頂上→(50分)→前山→(90分)→能郷谷登山口→(45分)→林道ゲート
- コース状況
- 能郷谷ルートは全体的に急登が多い
大きな危険箇所はないが、距離が長く、標高差もあるので初心者にはおすすめできない
頂上付近はお花畑分
- 難易度
感想コメント
「白山」と言えば、日本三霊山であり、花の百名山でもある金沢県と岐阜県の境に位置する「白山」が有名ですが、もう一つ近くに「白山」が存在することを昨年知りました。
それが「能郷白山(のうごうはくさん)」。
福井県と岐阜県の境に位置しています。
標高は1,617mとちょっと低い感じもしますが、このあたりでは一番高いお山です。
春は新緑とお花が美しいということで、梅雨の晴れ間を狙って行ってきました。
能郷白山の登山ルートは2つ。
福井県と岐阜県の境の温見(ぬくみ)峠から登るルートと、古くから登られている能郷谷を登るルート。
前者は登り2時間ほどのハイキングルート。
後者は登山口に至る車道が通行止めとなっていてそこを歩かなければならないという頂上まで4時間を超えるハードルート。
ここ2ヶ月ぐらいは楽ちんな登山が続いていたので、今回はあえて能郷谷ルートを選びました。
前夜に出発して、国道157号を北上して「道の駅 うすずみ桜の里」で車中泊。
かなり山深いところです。
朝、林道のゲートに移動し出発。
最初はたんたんと車道を歩きます。途中、猿が出てきてちょっと怖い。
1時間ほど歩くと、能郷谷登山口に到着です。
ここから本来の登山開始。
いきなり渡渉で始まります。
これは水が多かったら渡れないなぁ。
大雨の翌日は気をつけたほうがよいかもしれません。
いきなりリタイヤになってしまうかも。
このルートですが、全体的に急登です。
急登→踊り場→急登→踊り場→急登→踊り場、という感じ。
そして足場も悪いので、特に下りで足を滑らさないようにしないといけません。
噂通り、ブナの新緑がとても綺麗。
森全体が黄緑色に染まっている感じ。
秋はこれが黄葉するんだろうなぁ。それも見てみたい。
登山口から2時間ほど頑張って登ると、前山に到着。
ここから、能郷白山の頂上が見えます。
ただ、まだまだ距離があります。
少し下って、最後、一気に登って頂上に至ります。
途中まで天気がよかったのですが、ガスが上がってきてしまい、眺望は楽しめず。
ちらっと白山が見えたのがうれしかった。
頂上付近はお花畑です。
今はコバイケイソウが見頃。
ちょっとシーズン遅れですが、カタクリやショウジョウバカマも咲いてました。
かなり暑く、疲れていたのでおにぎりを食べてすぐに下山開始しました。
やっぱり景色が見えないと元気が回復しないですね。
帰ってきてから知ったのですが、能郷白山は2つのピークがあったんですね。
片方(社があるほう)しか踏まなかった。残念。
今度、また天気がいい日に来よう。
今度は温見峠からのルートにします。
※虫が多かったので、虫除けスプレーが重宝しました。
水は500ml 2.0Lを持っていったのですが、ほとんど全部消費しました。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。