岳沢~前穂高岳~奥穂高岳 (長野・岐阜県境)

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投稿者
本社 岡田 丈二
日程
2013年07月13日 (土)~2013年07月15日 (月)
メンバー
本社岡田、他1名
天候
初日くもり時々雨、二日目雨、三日目雨のちくもり一時晴れ
コースタイム
初日:上高地バスターミナル(25分)岳沢登山口(150分)岳沢小屋テント場=天狗沢のお花畑散策=

二日目:岳沢小屋テント場(180分)紀美子平(30分)前穂高岳(25分)紀美子平(110分)南稜の頭(9分)奥穂高岳(35分)穂高岳山荘テント場

三日目:穂高岳山荘テント場(90分)涸沢小屋(70分)本谷橋(50分)横尾(50分)徳沢(55分)明神(60分)上高地バスターミナル
コース状況
上高地~岳沢小屋:樹林帯を歩きゆっくり高度を上げていく。岳沢小屋が見え始めるころ、小さな雪渓を渡る(アイゼン不要) 岳沢小屋のテント場は雪渓の合間にあり通常25張程度のスペースのところ、雪のせいでこの日は12~13張しか張れません。ここまで登ったところ、雪が残っているのは岳沢小屋から上部です。
岳沢小屋~前穂高岳:初日同様の雨模様でハシゴも岩も濡れており、スリップに注意しながらの登山。紀美子平にザックをデポし、前穂高岳を往復は、浮石に乗ったり落石を起こさないよう注意。何もかも濡れているのでゆっくりていねいを心がける。

前穂高岳~奥穂高岳~穂高岳山荘:稜線上に雪はありません。吊尾根から南稜の頭は小雨。風はさほど強くなく足場をしっかり確認しながら歩く。奥穂が近付くと強風になり、記念撮影をしてさっさと下りる。また、穂高岳山荘の屋根が大きく見えほっとした頃、ハシゴとクサリがありますので最後まで気を緩めずに。

涸沢は上部までびっしり雪があります。穂高岳山荘からいきなり雪上を歩きます。しっかり整備してあるのでアイゼンは使いませんでしたが、不安な方は6本爪以上のアイゼンを携行してください。トレッキングポールはこのような雪渓でバランスを取るのに有効です。涸沢小屋・涸沢ヒュッテ付近も一面の残雪でテントは雪の上に張ることになります。樹木が多くなるところまで雪は残っていました。
難易度
Google Map

より大きな地図で 20130713_15前穂 奥穂 を表示
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感想コメント

梅雨明けしたものの、今ひとつ安定しない天気の夏、穂高も不順な天候に悩まされました。
稜線上は雪なし、涸沢は残雪が多く石は全く露出していない状況です。

初日の岳沢小屋まで、樹林の中は蒸し暑く水分は多めに準備が必要です。天狗沢のお花畑は小屋から近い順に第1、第2、第3と段々標高が高くなりますが、第1はまだほとんど咲いていません。第2お花畑はちらほら。
テント場は雪渓の脇にあり夜間トイレに行くときなどスリップ注意です。

前穂高岳は岩稜のため、頂上に近付くにつれ険しくなりますので落石に注意が必要です。
吊尾根歩きは雨や風に常に注意が必要です。雨具のフードをちゃんと調節し、視界が悪くならないようにしましょう。また、フードを被ると音が聞こえにくくなることも意識しましょう。

涸沢付近の雪の量は7月中旬としては多いです。涸沢テント場に雪がなくなるのは8月になってからでしょう。

ザイテングラードから涸沢小屋~樹林帯のはじまりまで雪がありますが、無雪期用の登山靴で歩行できます、アイゼンは不安な方はお持ちください。

2泊3日で3日目稜線から下山して涸沢小屋に着いた時、急に青空が広がり神々しい穂高の姿が現れました。「下山日はいつも晴れ」の記録更新中ですー。

フォトギャラリー

涸沢7月15日朝7:30

岳沢小屋のすぐ手前小さな雪渓を渡る

岳沢小屋2170m

岳沢 テント場

天狗沢お花畑 眼下にバスターミナルや帝国ホテル

二日目:まず前穂へ出発

カモシカの立場 景色0点

まずハシゴ

そしてクサリ場 

乗り越えています

紀美子平 雨とガス。

前穂高岳頂上

紀美子平に戻り、そして吊尾根へGO!

南稜の頭

奥穂高岳頂上3190m 強風。

穂高岳山荘テント場

さて、下山開始。雨が上がった

涸沢は雪景色

涸沢小屋に着いたら晴れてきました

3日目に一瞬の晴れ、ラッキーでしたw

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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