冬の八ヶ岳 赤岳挑戦のお手伝い
- 投稿者
- 三谷 卓亮
- 日程
- 2014年01月18日 (土)~2014年01月19日 (日)
- メンバー
- 三谷、他 さいか屋藤沢店スタッフ1名(冬山初挑戦)
- 天候
- 曇り 時々 晴れ
- コースタイム
- 1/18 美濃戸口→(50分)→美濃戸山荘→(北沢120分)→赤岳鉱泉→(40分)→行者小屋
1/19 行者小屋→(文三郎道経由170分)→赤岳→(60分)→行者小屋→(100分)→美濃戸山荘→(40分)→美濃戸口
- コース状況
- 積雪
- 難易度
感想コメント
今回は、さいか屋藤沢店スタッフ(冬山初挑戦)の講習を兼ねた、八ヶ岳 赤岳に行ってまいりました。
八ヶ岳までは、茅野駅から美濃戸口までのバスを利用しました。
バス利用の場合は徒歩でのアプローチとなり、赤岳鉱泉や行者小屋まで約3時間の行程となります。
八ヶ岳までのアプローチは比較的平坦で、壺足や軽アイゼンでも歩くことのできるくらいしっかりとしたトレースが付いておりました。
真っ白に凍った森や山を見て同行スタッフは感動しっぱなし。子供のようにはしゃいでいました。
青空をバックに白い雪の付いた森は美しい!
赤岳鉱泉到着。
巨大なアイスキャンディーがお出迎えしてくれます。
以前来た時よりも人がかなり多く、宿泊者が250超とのこと。
テントも20張以上ありそう。
アイスクライミングの人気が増えているのだと感じました。
人ごみを嫌い、行者小屋泊へと予定を変更。
40分ほどの林道斜面を歩くと到着します。
テントは10数張、宿泊者は10人くらいとのこと。
(土曜日のみ営業。素泊まり6000円、夕食は1000円でカレーを用意しているようでした)
小屋の中は静かで過ごしやすく、2Fの布団部屋にはコタツが!
スタッフと今日の疲れを癒しながら、明日への予定を確認するという名の宴会。
夜から雪がまた降り出し、明日の天候が心配されました。
翌朝、心配をよそに朝晴れ。
阿弥陀岳の頂上や赤岳の頂上は雪煙が渦を巻いていました。
風がかなり強いようでした。
十分な準備と雪山についての話をしてからスタート!
今回は文三郎道 中岳分岐経由 赤岳行きです。
さすがに人気ルート。冬山でも渋滞しました。
夏の鉄階段も雪に埋まり、踏み跡もはっきりはありません。
階段地帯を抜けると強風が吹き荒れだしました。
高度感もあり、先のトラバース部のことも考え、ロープでスタッフを確保しました。
中岳分岐看板付近では風速20mを超えるような強風と厚いガス。
一時、下山のことも考えました。
しかしながらスタッフの気合いを重視し、ロープで確保しながら岩場地帯を抜けていきました。
風と共に無数の氷粒が飛んでくるのでとても痛い!
目があけておられず、ゴーグルが必須ですね。
赤岳頂上到着、山の神様は微笑んでくれました。
青空と足元に広がる風景にスタッフ大喜び。
しばし遠い山々に思いをはせました。
下りは登り以上に危なく、ロープで確保しながら下山しました。
【使用冬ギア】
・ブーツ:スカルパ ファントムガイド(中敷 Superfeet Redhot)
・アイゼン:グリベル G12オーマチック
・ピッケル:ブラックダイアモンド ベノムアッズ
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。