山の辞典 : ま行

霧氷(むひょう)

霧氷は、氷点下の山の中で過冷却水滴や水蒸気を含む冷たい風が、樹木や岩など地物に衝突して凍結もしくは昇華することでできる白色や無色透明の氷ができる自然現象のことです。霧氷は樹氷・粗氷・樹霜の3つに分類することができます。樹氷は過冷却水滴の濃霧が樹木に衝突し、その衝撃で凍結・付着した氷層のことです。風上側へ向かって羽毛状に成長する。風が強いほど風上に成長します。「海老の尻尾(えびのしっぽ)」などと呼ぶこと。気泡を多く含むので不透明で白色です。日が昇り気温が上がると簡単に落ちてしまいます。粗氷は、過冷却水滴から