おとな女子登山部レポート飯豊はエエで!~ダイグラ尾根からバヒンバヒン~
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2018年09月18日 (火)~2018年09月20日 (木)
- メンバー
- あやや(おとな女子登山部)
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- ◆1日目
飯豊山荘(300分)休場の峰(170分)宝珠山の肩(150分)飯豊山(15分)本山小屋(泊)
◆2日目
本山小屋(15分)飯豊山(150分)御西小屋(90分)大日岳(70分)御西小屋(180分)烏帽子岳(60分)梅花皮小屋(泊)
◆3日目
梅花皮小屋(100分)門内小屋(40分)扇ノ地紙(120分)滝見場(60分)(湯沢峰(60分)飯豊山荘
- コース状況
- ・温身平から吊橋まではトラバースで滑ると玉川にドボンなので要注意
・千本峰の岩場下りは要注意
・ザレた岩場のトラバースに注意
・コース上に赤布は無いのでご注意
・小屋にはトイレと水場(少し離れている)がしっかりある
- 難易度
-
感想コメント
ずっと、行こう行こうと思っていて行けてなかった飯豊山に行って来ました。
当初は、丸森尾根から杁差、北俣から大日に寄って、飯豊山のダイグラ尾根下山という、欲望に満ち溢れたルートを予定していましたが、「ダイグラ尾根は下山に不向き」という情報と「欲張り過ぎ」というアドバイスから急遽、逆走ルートに変更しました。
1日目は10時間くらいずっと登りです。
このダイグラ尾根、ちょっと緊張するトラバースや岩場の下降もありますが、慎重に足場を探して丁寧に通過して行きます。
とにかく長丁場なので集中力を切らさない様に進みます。
とは言え、始めからずっと急登で思った以上に暑く、初日なので荷物も重く汗をかき、かなり早い段階から「長い!」「眠い!」「暑い!」「布団くれ!」と、ぶーたれており、続く急登に思わず「こんなんずっと続くよ」とあややに言ったら「ぶーたれるのは構わないけど自分の事だけにして。状況は言わないで。」と軽く注意を受けました。
気を付けよう・・・。
そんなこんなで歩き始めてから10時間程で飯豊山山頂に到着。
達成感はひとしおです。
疲れもあって思わず欠伸をしていたら、カメラを持ったあやや(会社で何かと使用する写真を撮ることに使命感を持ってこの山行に臨んでいる)がレンズ越しに「ホレ、笑え。」とシャッターの準備をして迫って来てました。
「本気」と書いてマジの人です。
1日目のお宿は本山小屋。
こじんまりしていますが2階建てのきれいな小屋です。
小屋番さんがまだいらっしゃって、2階の角の良い感じのスペースをあてがってもらいました。
やはり小屋には早目に着いとくのが良いですね。
2日目は、4時起床の5時出発。
飯豊山頂付近で日の出を拝み先に進みます。
昨日とは打って変わって歩きやすく、絶景お散歩コースに「何の不満もない」「幸せって、こういうこと」と朝からホクホクの笑顔です。
飯豊の最高峰大日岳を往復し、北俣岳の看板でちょっとおふざけをしたり、飯豊の山を満喫します。
2日目のお宿、梅花皮小屋もしっかりとした2階建の山小屋で、水場も近くトイレも室内で水洗でした。
室内で炊事もして良いので、とにかくラクで寒い思いをしなくて済むので助かります。
寝る前にあやや先生のご指導の元、ヨガでストレッチを行い早目に就寝しました。
最終日は、バスの時間もあるので2日同様4時起きの5時出発と早目に。
登りがきつかった分、下ってしまうのがもったいなく何とも名残惜しい気持ちでしたが梶川尾根で下山します。
最初はなだらかで歩きやすかったのですが、そこは飯豊山。簡単には下らせません。
最後の最後まで岩場の下降があったりと気の抜けない、なかなかの下り道でした。
飯豊の山はエスケープもしにくいのと、食事や寝具を自力で担ぎ上げなくてはいけないので、それらを背負って長時間行動できる体力が必要です。
そんなこともあってか、人も少なく快適で静かな山を堪能することができました。
また最後に、今回事前に装備を送らせて頂いたり、車でバス停まで送迎をして頂きました飯豊山荘のスタッフの皆さま、本当にありがとうございました!
今回使用した装備や、山ごはんは「おとな女子登山部ブログ」でご紹介予定です。