おとな女子登山部レポート伊吹山（滋賀県）

約3年振りに伊吹山へ行って来ました。
当初明神平や高見山を予定しておりましたが、暖冬の影響であまり雪がないという事で伊吹山なら･･･と期待して出掛けましたが結果やいかに?!

9時過ぎに到着した際、駐車場を管理しているおばあちゃまに話を聞くと、年末寒波の雪から殆ど降っていないとの事でした。
周りの登山客の服装は割と軽装の方も多く、アルパイン：レインは半々くらいの割合でした。

ただ、伊吹山は8合目辺りから一気に厳しさが増すので、やはり冬装備で臨むのが安心かと思います。
登山口で協力金300円を支払い出発。
登り始めは雪山の気配を全く感じられずのスタートとなりました。
2合目までは道がドロドロで靴とパンツのスソがかなり汚れます。早くも帰ってからの洗濯が憂鬱に。

3合目以降は少しずつ雪が出現しますが、まだ普通に歩けるレベルです。
伊吹山は標高差1,150mと意外と骨が折れますが、雪山に登れる嬉しさの方が勝りどんどん登りました。

6合目に避難小屋がありますが、室内ではアイゼン装着禁止ですので外で装着しました。
足が一気に重くなりましたが、気持ちは重くならない様に前向きに!!

上を見上げると相変わらずのガス。
九十九折の道には等間隔に人が歩いており、やはり百名山・人気の山であることが伺えます。
ルートを外れ直登も出来ますが、インフォメーションでも直登禁止の案内がありましたので、外さないように注意しました。

途中、トレランスタイルの方に追い抜かれましたが、見ると足元はトレランシューズにハーフパンツ 長袖1枚というスタイルでした。
雪山も走るなんて･･･と圧倒されました。

8合目からは最後の急登。我慢して登ればあともう少し。
山頂付近は50ｍ先は見えない程でしたが、ルートの左右にロープが張ってあるので迷うことはありません。
山頂に着くと、いつもの日本武尊像も寒そうにこちらを眺めておりました。
気温は－2℃でしたが風がやや強く、滞在時間5分ほどで下山しました。
下山時は時折光が射すものの、結局最後まで太陽は顔を出さずで残念。

駐車場のおばあちゃまが帰りの遅い私達を待っていてくれ、靴を洗うブラシを貸して下さいました。
登る前はミカンや飴ちゃんを頂いたりで心をぐっとつかまれ、また来た時はきっとここに停めるだろうと思いました。
商いの得意な滋賀県民性を感じました（笑）。

帰りは近くの「あねがわ温泉」で汗を流し、丸々1日遊び倒して帰路に着きました。

今回の反省点はあまり水分が取れなかった事です。
先輩は小さい水筒を2本持って行き、取り出しやすくして積極的に飲むように工夫したり、保温ケースを使って温度を下げない様にしている等アドバイスを頂きました。
しっかり水分補給をするとむくみ防止や翌日の疲れ方も違うので、次回は気を付けたいと思います。

■本日の服装
上：ｱｸﾃｨﾌﾞｽｷﾝ ｳｰﾙ（200ｳｪｲﾄ） ｱﾙﾊﾟｲﾝJKT
下：ｵｰﾙｼｰｽﾞﾝ用ﾊﾟﾝﾂ ｱﾙﾊﾟｲﾝﾊﾟﾝﾂ
小物：ｳｰﾙ薄手ｸﾞﾛｰﾌﾞ、ﾆｯﾄ帽、ｻﾝｸﾞﾗｽ　装備としてはR3、厚手ﾀﾞｳﾝ携行

■気温
山頂　13：00（－2℃）