おとな女子登山部レポート奈良　前鬼で沢登り

去年、大雨のせいで中止になった前鬼沢登り。
男子だけだと華が無いので（失礼！）あややを誘ってみたところ、
意外にも、沢登りしたことが無いとのこと。
私も、はじめての本格的な沢が前鬼だったので、沢登りが大好きになりました。

夜に大阪を出発し、道の駅で仮眠をとって、早朝出発しました。
なんと・・・
雨が降っている(-_-)
天気予報では快晴だったのに。やっぱり、大峰は雨の降る確率がとても高いですね。
数日晴れていたのと、そんなにたいした雨ではなさそうだったので、決行することにしました。

前鬼林道の終点まで行くと、吊り橋が見えます。橋は渡らずにその脇から下りて、入渓します。
ここで間違えてはいけないのが、この沢は黒谷で、前鬼川ではありません。
しばらく黒谷を下降すると(水量が多ければ右岸の踏み跡をたどる)、沢の交差点となります。
左から流れる大きな沢が前鬼川です。

初めから大きな岩がゴロゴロしていて、どこから越えようか悩みますね。
わたしは張り切ってラバーシューズを履いてきたので、今回は岩を攻めていきます。
近頃、岩登りばかりしていたので、とても楽に越えていけました。
沢初めてのあややを心配しながら見ていましたが、リーチと足の長さで突破してました。
うらやましい。

５人でやんや言いながら、２段１０ｍの滝へ。
滝は登れないですが、岩は登れそうなので、ロープを出して登ってみました。
プロテクションが全然とれず焦りましたが、なんとか登れました。
見守ってくれたみなさま、心配かけてすみません。
ちなみに、左岸にしっかりとした巻き道があるので、普通はここを登ります。

滝の上の渡渉が要注意で、水量が多過ぎるときは、さらに大きく巻くことができます。
ここからは見どころのひとつ、１２０ｍの滑床。

ここで、少し休憩。あややが持ってきてくれたホットカルピスで、とてもあたたまりました。

わたしよりずいぶん年上の男子に、カエルを持って追いかけまわしたりして遊んでいるうちに、
かなり登ってきました。
晴れているとすばらしい景色の箱状廊下も、雨で霞んでいました。
それはそれで雰囲気があります。

疲れてきたころに、打ち止め地点の垢離取場に到着。
同じ沢を引きかえそうかとも思いましたが、私自身、冷え切ってたので、
登山道を歩いて戻りました。
ヒルは２匹足にくっついてましたが被害は無し。

車に着くころには、雨が上がりすっかり晴れてました。
また、晴れた日に行きましょう～（＾ｖ＾）