おとな女子登山部レポート雷鳥に会いに。立山へ
- 投稿者
- つじまい(おとな女子登山部)
- 日程
- 2019年09月12日 (木)~2019年09月13日 (金)
- メンバー
- つじまい
他1名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 室堂→(60)→雷鳥沢
雷鳥沢→(120)→一ノ越→(60)→雄山→(90)→大走分岐→(120)→雷鳥沢
※写真撮影、休憩も含めたゆっくりペースです。
- コース状況
- 立山駅前駐車場に駐車(無料)
立山駅-美女平(ケーブルカー)
美女平-室堂(立山高原バス)
立山駅から室堂までは往復4310円。
雷鳥沢キャンプ場
トイレ・水場あり
熊注意・盗難注意の張り紙あり。
- 難易度
-
感想コメント
雷鳥に会いたい🐦という鳥好き女子の願いを叶えるために立山へ行ってきました。
東京からやって来る彼女、Mちゃんとは富山駅で待ち合わせをしました。
Mちゃん、初めて買ったトレッキングシューズが履けるので、ウキウキのご様子(^^)
今回は私の持っているもので2人分の用意ができたので、雷鳥沢でテント泊です。
立山駅から室堂までは、ケーブルカーとバスを乗り継いでいきます。
バスの中では、中嶋徹さんがフリーソロをした話で盛り上がるも、称名滝はガスの中でした。残念。
ちょっとうたた寝をしていると、どよめく車内。
ガスの中を抜けて、青空と山の景色が広がっていました。
そして山の裾は雲海。こんなに美しい雲海を久しぶりに見た気がします。
室堂に降り立つと、絵に書いたような立山の絶景。ここだけは何度来ても感動します。
美味しい立山の天然水をボトルに入れて、今日の宿泊地、雷鳥沢へ!
早くも紅葉がはじまりかけていて、くすんだ草の色が秋を感じさせてくれます。
写真ばかりで全然進まない~、とニコニコしながら歩いていくMちゃんに胸キュン。
遊歩道をてくてく下って、雷鳥沢に到着。
平日なので空いていて、とてもいい場所にテントを張ることができました。
ちなみに、今回MSRの「エリクサー3」を初めて使ってみました。
本格的な山岳テントと比べると重いですが(3kgちょい)、丈夫で、居住空間がものすごく広い!
山でこんな快適なテント生活ができるなんて。
ベースにするには、最高のテントでした。
周辺を散策する予定が、二人してお昼寝をしているうちに夕方になってしまいました。
夜ごはんは、とっておき。「すき焼き」です。
前日、高島屋さんで一番高級なお肉をGET。冷凍して持っていきました。
とろけるお肉が幸せでした(*^_^*)
朝は、4時出発。
クライミングのワールドカップで優勝経験もあるMちゃんですが、3000m級の登山は初めて。
しっかりと呼吸をしながら登っていきます。
一ノ越で風が強くなり、保温の中間着を着ました。
岩のゴロゴロした道を、一歩一歩登ってゆくと・・・
たどり着きました。雄山山頂です。
八ヶ岳、富士山、南アルプス、槍ヶ岳、笠ヶ岳、薬師岳・・と大展望で
周りにいた方々とひとしきり、写真を撮り合いっこしたのち、本当の山頂へ。
500円のお参り料を払って、オレンジ色の袈裟を着た宮司さんに見守られながら、山頂の祠への階段を登ってゆきます。
祠の前で、私達ふたりのために、お経をあげていただき、お祓い、お神酒までいただきました。
待っている人もいなかったので、ゆっくりしてどうぞ、と言っていただき、景色を思う存分楽しみました。
宮司さんお二人で、たくさん私達の写真を撮っていただきました。
その後、階段を下りていくときには、上から笛を吹いてくれました。
ここから大汝山まではすぐですが、左手には、眼下に広がる山崎カール。その奥には白山が見え、
素晴らしくてなかなか足が進みません。
大汝小屋で、まさにここが舞台となった映画「春を背負って」の蒼井優さんがどんなに可愛いか、という話に花を咲かせながら、豆乳チャイを美味しくいただきました。
わたしは、布団干しているときに青い屋根から飛び降りるシーンが一番可愛いと思うのですが、みなさんはいかがでしょうか?
富士の折立から下りていくと、まさに山の稜線という感じの道が続いています。
Mちゃんはここが大のお気に入りになったようで、ずっと歩いていたい、と感動していました。
大走りからは激下り。滑らない様に、一歩一歩確実に下りていきます。
雷鳥の鳴き声がしたので、いるかも!と彼女に伝えると、必死に探していましたが、見つからず。
結局、雷鳥沢まで下りても見つけることはできず、
Mちゃん「会いたいという気持ちが強すぎたのかも」と、しょんぼりしていました。
山に行っている間に、一気にテントが増えていた雷鳥沢キャンプ場。
私達は撤収し、これまたお楽しみの、みくりが池温泉へ。
毎度しんどい雷鳥荘への階段を必死で登っているとき、
あっ!いた!と前を歩くMちゃんの声が。
なんと、ここでやっと会えました!雷鳥さん×3羽!
歌っているような鳴き声でしばらく私達の前にいてくれました。
こんないいお天気の昼間に出てきてくれるなんて・・。感動でした。
温泉で汗を流し、定番のブルーベリーソフトを食べながら室堂へ。
予定よりすっかり遅くなってしまい15時のバスで、下山しました。
帰りに、Mちゃんが「次は剱岳に登りたい!」と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。
もう来年の夏が待ち遠しいです。
~暑がり女子の装備(参考までに)~
◯ウェア
行動中 半袖Tシャツ、3シーズンロングパンツ
日よけ 薄手ウィンドブレーカー
防寒 薄いフリース、ダウンジャケット、レイン上下
◯その他の装備
シュラフ(寝袋) イスカエア280ショート
マット ゼットライトソル ショート
手袋 フリース・防水 1双ずつ
◯反省点
稜線は寒かったので、テルモス(保温ポット)を持っていけばよかったなあと思います。