おとな女子登山部レポート山粧う上州・武尊山

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2022年10月21日 (金)~2022年10月21日 (金)
メンバー
単独
天候
晴れ
コースタイム
御沢分岐(50)前武尊(75)中ノ岳分岐(25)武尊山(20)中ノ岳分岐(70)武尊避難小屋(50)三合平
コース状況
・川場剣ヶ峰からの岩場はストックを納める方が安全です
・雨の日は岩場・中ノ岳の岩溝に注意
・熊鈴必携
«お手洗い情報»
・ありません
難易度
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感想コメント

まとまった休みが取れたので百名山ハントへ遠征してきました。
今回狙うは初見ではなかなか読めない武尊山(ほたかやま)。
ぐぐっと群馬県にある独立峰で、いくつものピークで構成されており、主峰は標高2,158mの沖武尊。

山名は日本武尊(やまとたけるのみこと)にちなんでいるとされています。
山頂付近と前武尊に日本武尊のブロンズ像が立っています。

初日は移動のみ。大阪→東京→上越新幹線・上毛高原まで。
送迎プラン付の宿で登山口近くに前泊です。

当日はここ数週間の中でも飛び切りの秋晴れとなりました。
6:50にスキー場跡にある御沢分岐からルートイン。

朝晩の冷え込みで道なりには今年初めて見る霜柱がたくさんありました。
ザクザクという音が耳に大きく響き、一番乗りであることを実感します。
まずは前武尊で最初の日本武尊様にご挨拶。
ご本人は遠く上州の山々を眺めているお姿でした。

「雨が続くと足元がドロドロになるのよ」と宿のオーナーさんに言われていましたが、粘土質の地面は凍っていたので問題なし。

それまで平和な道が続いていましたが、川場剣ヶ峰からは勝手が変わります。
ストックを使用している場合は一旦納める方が安全です。
ピーク越しのルートはやや危険ですので、岩場歩きに慣れていない方は巻道がおすすめ。
岩場歩きは好きですが、単独なので気を抜かないように歩きます。
細かいアップダウンの家ノ串山~中ノ岳~沖武尊は展望も良く、疲れを感じず一気に通過しました。

山頂には、御嶽山大神の石祠と石碑、そして山の形をした山頂標識と方位盤が立ちます。
ぐるっと360度の展望で、谷川連峰・越後三山・燧ヶ岳・至仏山が一望出来ます。
その他赤城山、日光白根山、皇海山などの秀峰が並びます。
うっすら白馬岳や富士山も確認出来、最高の1日でした。

下山は武尊牧場方面へ。中ノ岳分岐以降は日陰も多くなり、垂直に近いロープ箇所がいくつか出てきます。
足元はしっかりしているものの、足を置く階段状になった岩溝は氷が張っておりツルツル状態。
油断すると滑落しそうです。

セビオス岳の山頂はいつの間にか通過しており、避難小屋でお迎えの電話をして、ブナの樹林帯を抜けながらまったり紅葉を楽しみました。
武尊牧場キャンプ場でフィニッシュ。

武尊山は山中に熊が非常に多いようで、実際熊鈴を鳴らしていてもガサガサと音がする(熊かは分かりませんが)、岩場上で獣匂がするなど数回ありましたので、単独で歩かれる際は十分に注意して下さい。
ルートはアクセスしやすい裏見ノ滝が人気だそうです。

山頂は18℃と高めでしたが、前述した通り霜柱や池塘が凍っていたり、日陰部分では雪も見られました。
紅葉はそろそろ見納め。11月はもう冬シーズンですね。
どうぞ暖かい装備を持ってお出掛け下さいね。

明日は会津駒ヶ岳に登ります!

■本日の服装
上:ファイントラックドライレイヤー半袖 ウール長袖(200ウェイト)
下:オールシーズン用パンツ
※休憩時はナノパフ着用

■気温
6:45 御沢分岐(10℃) 9:30 山頂(18℃)

フォトギャラリー

このアングルが好き

最初は歩きやすい

初霜おはようございます

一体目の日本武尊様

いかつい

上州の山々が一望できます

ここからはややスリリング

緊張しますがよく見るとしっかり足場はあります

両端切れてます

無事に通過

ロープを補助に、三点支持を確実に

池塘は表面が凍っていました

二体目の日本武尊様

可愛い形の標識です

持って来たものの食べられなかったお弁当

さて、下山しましょう

垂直に近いロープ箇所は気を付けて

本当に美しい

ブナ林に癒されて

無事にゴール。お迎えに来て頂きました★

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