那須岳-雪崩講習会-

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年03月09日 (日)~2014年03月09日 (日)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
講習のため今回は割愛。
コース状況
2,3日前雨が降った日、山では雪が降り20~30cm積もったようでふかふか。
難易度
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感想コメント

今回は栃木県山岳連盟主催の雪崩講習会に参加しました。
講習の内容は、

・ビーコン、プローブ、ショベルを使用した埋没者の捜索方法、救出方法
・積雪断面観察、コンプレッションテスト
・雪洞作り
・雪崩事故現場の観察

でした。練習でビーコン・プローブを使った捜索はしたことがあったものの、埋没者の救出方法に関しては初体験。埋没者の真上からではなく、傾斜の下方、少し離れた位置から掘り出し。掘り出しはV時コンベアベルト・メソッドという方法で訓練。
効率的な方法とはいえ、「掘り出す」という作業がどれほど大変で時間がかかるのかがわかりました。ちなみに70~80cmの掘り出し。

続いて積雪断面観察・コンプレッションテスト。斜面を掘り、ショベルでキレイに面を作って観察。目に見えてわかる層、一見区別できない層。上層から下層まで順々に指でつついてみると雪質が全然違うことがわかりました。
コンプレッションテストでは実際に弱層を確認することができ、滑り落ちた後に残った雪面はキレイなしもざらめ。

休憩をはさんだ後、雪崩による死亡事故が起きた現場へ実際に行ってみることに。樹林の切れ目や岩の下など雪面が一度途切れてしまっているところから発生しやすいようで、実際の現場も同じような環境でした。


なかなか1度の講習では身につけるのは難しいとは思いますが、実際にやってみることで納得できるし興味もわくと思うのでおススメです。

フォトギャラリー

積雪断面観察

これから捜索準備(捜索中の写真は訓練に夢中で撮り忘れました。)

指で感触の違いを確認

スノーソーでカットし、テストの準備

滑り落ちた後の面

できあがった雪洞

昼食

作った雪洞の上からプローブを刺して、人に当たった時の感触を確認。

雪崩遭難現場を見に出発。

茶臼岳と

朝日岳。天気が良く暑いくらいでした。

鳥居が・・・

この日は弱層が確認できたので、離れた位置から現場観察

現場その2

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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