熊本県 阿蘇烏帽子岳(1337.2m)~杵島岳(1326m)~往生岳(1238.1m) ~ミヤマキリシマを求めて~

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投稿者
酒井 健
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2014年05月29日 (木)~
メンバー
福岡パルコ店 酒井
天候
晴れ
コースタイム
駐車場<50分>阿蘇烏帽子岳<100分>杵島岳<40分>往生岳<85分>駐車場
コース状況
全体的に難しい個所はありません。今回はつなげて3座登りましたが、阿蘇烏帽子岳と杵島岳・往生岳を分けて登るのもいいと思います。この3座は日蔭がないのでつなげて登る場合は、帽子やサングラスでの保護や、定期的な水分補給を行って下さい。
難易度
Google Map

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感想コメント

2日目
道の駅“阿蘇”から出発。まず“仙酔峡”を見に行くことにした。実は熊本パルコ店のスタッフから「今年は花の付きがよくない」という話を聞いていた。そこでどんな状態なのか確認をすることにしたのだ。

平日とはいえ、この時季の仙酔峡の駐車場はミヤマキリシマ目的の人たちでいっぱいだと思っていたが、実際は数台の車だけ。駐車場からでもわかる桃色の景色はどこにもなく、近くで確認をすると枝先が枯れているのかつぼみすらついていない。中岳の火山灰が原因か、それとも何か他にあるのかは分からないが、とにかく近年では稀にみる光景らしい。非常に残念ではあるが、目的地を変更。仙酔峡を下った。

気を取り直して、草千里ヶ浜に向かった。中岳の火口から2km以上離れている“烏帽子岳”や“杵島岳”は火山灰の影響を受けずにミヤマキリシマが咲いているという情報があったからだ。

草千里ヶ浜に車を止め、準備をして出発。まずは、“阿蘇烏帽子岳”を目指す。
走ってきた車道を少し登り返し、看板の所からガードレールを乗り越えていく。歩き始めて間もなく、ミヤマキリシマが出迎えてくてる。こちら側は枯れている様子もなく、しっかりと花を咲かせていることにホッとする。土が少なくてもしっかりと黄色い花を咲かせいている“ジシバリ”。写真に撮り、進む。
登るにつれ、緑の中に桃色のミヤマキリシマが点々と咲いている。草千里ヶ浜の駒立山の上部が見えてくると“阿蘇烏帽子岳”山頂だ。

次に“杵島岳”と“往生岳”に向かう。山がつながってはいないため、一度車道まで下り、登り返す。

まずは、前衛にある“杵島岳”だが、登り返しが遊歩道になっている。つまりコンクリート。登山靴だとかえって疲れる。そんな疲れをここでもミヤマキリシマが癒してくれる。近くで鑑賞するのもいいが、見渡せる場所からの鑑賞もいい。途中に看板が“倒れて”いて道らしきものはあるのだが通り過ぎた。
地図ではもう少し手前から曲がり、先に“往生岳”に行く予定だったのがどうやら曲がり損ねたらしい。次に出てきた看板が“杵島岳”になり、かなり長いコンクリートの階段を登る。後ろには先ほどまで登っていた“阿蘇烏帽子岳”がしっかりと見える。
階段を登りきったところが“杵島岳”山頂。観光できているのか学生団体で山頂は賑やかで、ようやくその先から普通の登山道になることもあり、休憩もせずに次に向かった。

杵島岳火口南縁を歩く。眼下にある噴火口跡の中に咲いているミヤマキリシマが確認できる。目印として置いてある“黄色く塗られた石”からひとまず下る。上から道が確認できるが、実際歩いてみるとそこまでしっかりとした道ではない。下りっきた所が分岐で、そこを通過し登りになる。登りきったところが山頂ではなく、左側の火口を巻きながら進むと、今度こそ“往生岳”の山頂に到着。ここで小休止。

広くて展望も抜群の山頂も、日蔭がないばっかりにとても暑い。熱中症になる前にそそくさと下る。

分岐まで下り、杵島岳には登り返さずに左にルートをとる。さっき杵島岳から見下ろしていた火口跡の縁を通るのだ。距離は短いが、人一人通るのもやっとな藪こぎを余儀なくされ、先日の黒岳に下りを思い出す。視界が開けて、上部あった登山道と合流する。火口跡を約半周ほど歩き、道に沿って進むと遊歩道に出た。ここはさっき通った“看板が倒れている”ところだった。ここを曲がるべきだったのかと反省をし、同じ道を歩き、杵島岳の分岐を通過し、駐車場に戻った。

いや~今回もよく歩いた。お疲れ様でした。

ミヤマキリシマ情報
阿蘇烏帽子岳も杵島岳もピークは過ぎたとはいえ、十分に堪能できる状態たっだと思う。7割程度。この一週間前がピークだった模様。
来年は仙酔峡のミヤマキリシマが元気に咲きますように。

フォトギャラリー

本当は桃色に染まっているはずの仙酔峡が見る影もない

駐車場から見た阿蘇烏帽子岳 これから登ります

早速ミヤマキリシマがお出迎え

栄養の少ない土壌でも元気に咲くジシバリ

山肌が桃色になってきました

この階段を登って

山頂は虫がすごかった

次に杵島岳に向かう 右は中岳

一度車道に降りて登り返す

桃色に染まる斜面 左中央の登山道に入るはずだった

また来年も見にこよう

杵島岳への石段の登り

山頂

上から見た火口跡も桃色に

この黄色い石が目印

往生岳への登り

登りきって火口縁を進む

山頂

火口跡に咲くミヤマキリシマと杵島岳

この杵島岳登山道を歩き草千里ヶ浜の駐車場に戻る

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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