伯耆大山 冬山研修

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年01月27日 (火)~2015年02月28日 (土)
メンバー
天候
雨、あられ、雪
コースタイム
1日目
吉野旅館-大神山神社奥宮-二俣-吉野旅館

2日目
吉野旅館-大山寺橋脇駐車場-六合目避難小屋-夏山登山口-吉野旅館
コース状況
夏山登山道はトレースがついていたので分かりやすかったです。
五合目からは雪質が硬くなるためアイゼンは10本爪以上が必須です。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

冬山研修に初参加。冬山経験の少ない私にとって、とても勉強になりました。

数少ない私の冬山登山は、いつも天候に恵まれ、快晴のぽかぽか陽気。
しかし今回は、雨、あられ、雪と時折り、風速10~15メートルの強風が。目まぐるしく変わる天気が、研修を受ける身にはありがたかったです。

研修では、パッキングの仕方から始まり、スノーシューとワカンの違いや、ラッセルの仕方、ビーコンを使っての操作方法など、雪山での基本的な知識について学びました。

特にビーコンについては、機種による操作性や表示の見易さなどを具体的に知ることが出来ました。
それと同時に、ギアを揃えたら、それを使いこなす知識や技術が必要であるということを改めて感じました。

2日目は、グループに分かれて、コンパスと地図を片手に地図読みをしながら、6合目の避難小屋まで歩きました。
谷や沢は雪崩が起きやすいので、尾根を見つけてなるべく早くリスクを退避する事、周りの状況をよく見ながら、現在地を予測する事などを学びました。

また、休憩場所についても風が当たりにくい所を選び、しっかりと水分補給や栄養補給をしながら休憩しないと、体力の消耗につながる事も体感しました。

5合目から6合目の避難小屋まではかなり天候が荒れ模様となり、バラクラバやサングラスが必須の状態でした。

また、半雪洞を掘り休憩をしましたが、雪洞を掘るのはかなりの体力が必要でした。
しかし、雪洞の中は風を防いでくれるので4人で入ると暖かく感じるほどでした。

滑落停止姿勢の取り方の訓練では、体を反転させ、ピッケルを斜面に突き刺し、足を開いて、膝下を上にあげるという姿勢を瞬時にとることに非常に苦労しました。
安全な場所で、しっかりといざというときの為に、繰り返し練習する必要性を感じました。

その他にも、ウエアやグローブのレイヤリングについてやグローブをはめたままで、様々な操作を行わなければならない事、反省した点や、参考になった点がたくさんあります。

今回の研修で学んだ事を生かして、今後の接客に役立てたいと思いました。

フォトギャラリー

まずは、パッキングのチェック。

キックステップの練習。

ラッセル実践。

ラッセル実演。

ビーコン操作の仕方。

埋没者に近くなると、十字法に切り替える。

アイゼン歩行とピッケルの使い方。

半雪洞を掘る。

滑落停止姿勢。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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